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【日本】躍進する謎の日本ブランド「メイソウ」が2015年バンコクとシンガポールにオープン
2015年3月29日、本社が日本としながらも日本の店舗が昨年、後からオープンしたことで謎を呼び話題となっている「メイソウ(MINISO)」。そのメイソウを展開する株式会社名創優品産業(東京都中央区)は、2015年中にバンコクやシンガポールなどで約1000店の新規出店を決定している。
【その他の写真:若い女性客を中心に混雑する中国のメイソウ店舗(我妻伊都 撮影)】
メイソウは中国を中心に400店ほど展開し、昨年は中国においてユニクロや無印良品よりも多い店舗数をオープンさせて躍進している。
同店が話題となっているのは、本社の件だけではない。どこかで見たことがあるようなデザイン、コンセプトを融合させているような印象を与えている点にもある。同社公式サイトによると創業者は日本人で、日本ブランドであることを全面に打ち出している。
実際、中国で販売されている商品を手に取ると全てメイドインチャイナであるが、全商品に「日本公司監制」と日本企業がプロデュースしているとデザインされている。
日本の店舗では200円から、中国の店舗では10元(約190円)から生活雑貨、女性向けの基礎化粧品、アクセサリー、スマートフォン関連商品、子ども用の遊具、下着、靴下、傘、文具、菓子、飲み物などラインナップは充実しており、中国では若い女性客を中心に賑わっている。
店内にいた若い女性客に話を聞くと「ここは日本の有名ブランドでしょ?」と答えてくれた。
メイソウのアセアン進出が決定する中、日本ブランド好きが多いことで知られるバンコクやシンガポールの消費者たちがどのような評価を下すのか注目される。
【執筆:我妻伊都】