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【米国はこう見ている】田中将大がメジャー2年目で開幕投手に? 地元紙が大役への抜擢を予想
4月7日のブルージェイズ戦の先発投手に田中の名前「このラインナップが並ぶ可能性が高い」
ヤンキースの田中将大投手が4月6日(同7日)のブルージェーズ戦(ヤンキースタジアム)でメジャー2年目にして初の開幕投手を務めると、地元メディアが予想している。地元紙ジャーナルニュースが報じた。
田中は12日のブレーブスとのオープン戦で実戦初登板。2回を投げ、無安打、無四球、2奪三振と完璧な内容だった。19球を投げ、ストライク率は驚異の79パーセント(15球)。宝刀のスプリットも冴え渡った。
ラリー・ロスチャイルド投手コーチは「彼は(肘の故障再発について)考えもしていないんじゃないかな。スプリットを思い切り投げていたよ」と評価。昨年7月に負った右肘靭帯部分断裂の影響は、田中から見て取れないと指摘した。
まだ開幕までには多くのオープン戦を残すが、ジャーナルニュースは「このラインナップが開幕戦の電光掲示板に並ぶ可能性が高い」と報じ、以下のようにオーダーを予想している。
1番・中堅 ジャコビー・エルズベリー
2番・左翼 ブレット・ガードナー
3番・右翼 カルロス・ベルトラン
4番・一塁 マーク・テシェイラ
5番・捕手 ブライアン・マッキャン
6番・三塁 チェース・ヘドリー
7番・DH アレックス・ロドリゲス
8番・二塁 スティーブン・ドリュー
9番・遊撃 ディディ・グレゴリアス
そして、先発投手は田中だ。
昨年はサバシアが開幕投手、今年の大役を任されるのはどっち?
昨年、ヤンキースの開幕投手はCC・サバシアが務めた。しかし、シーズン序盤に右膝を痛め、その後は手術に踏み切ったため、1年のほとんどを棒に振った。
メジャー208勝と実績抜群の左腕は、今キャンプでは復活へ向けて上々な仕上がりを見せているが、メジャー2年目の後輩には脱帽。田中について「彼は調子がいいと言っていた。彼が好調を持続してくれる。それだけが本当に大事なことだ。彼の実力はみんな知っている。去年の前半戦で彼のピッチングを見た。ア・リーグ最高のピッチャーだ」と語っている。しかし、長年、ヤンキースを大エースとして支えてきたメジャーを代表する投手だけに、田中とサバシアのどちらが大役を任されるかには米メディアも注目している。
ヤンキースは期待の若手右腕ルイス・セベリーノらマイナーの若手や招待選手10人をマイナーのキャンプに降格させる第一弾の人事を発表するなど、少しずつロースターを固めようとしている。ピンストライプの名門にとって3年ぶりとなるプレーオフ進出に向けて、田中が先陣を切ることになるだろうか。