【長谷川豊】大阪の「5．17」は地方大改革の入り口になる可能性がある

　

　フジテレビ出身のフリーアナウンサー長谷川豊氏が話題のニュースに関する見解を「教えて！goo」で毎週コラムとして配信中。
　
　今回は大阪都構想について長谷川氏が持論を展開します。
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　◆橋下氏「これから大戦争」 反対派も集会、都構想（http://news.livedoor.com/article/detail/9889166/）
　
　大阪の動きがかなり面白くなってきました。
　橋下さんの掲げる「大阪都構想」の設計図ともいえる「大阪都構想」協定書が大阪市議会で承認されましたので、いよいよ「5．17」に向かって両陣営が闘いを始めます。
　こうなると、皆さん、見て楽しいのは「ネット」になります。断然です。
　新聞はまだいいとして、特にテレビは放送法の4条がありますので、「バランスの取れた」「お行儀のいい放送」しかできなくなるんです。これはもう、法律なのでしょうがないんです。
　
　あ、言い忘れてましたけれど、大阪では「大阪都構想」の是非を問う「住民投票があるんです。それが5月17日にあるって話です。念のため。
　
　でも、ネット上ではそんな規制はありません。表現の自由も言論の自由もありますので、徹底的に本音が飛び交うことが望ましいと思われます。
　大阪では統一地方選が4月12日にありますので、もう選挙まで1ヵ月を切っていますね。こうなるとテレビはほとんど「扱ってもいけない」という状態になります。さて、この大阪都構想、皆さんが思っているよりもずっと影響の大きなものです。少なくとも、私はそう見ています。
　ひょっとすると、大阪以外の人は「関係ないし～」と言って興味がないかもしれません。大阪の人も「なんかようわからんし～」となってるかもしれません。
　
　ですが、私の見方は違います。
　
　色んなニュースを伝えていますと、物事の「起点」となるニュースが存在します。例えば…皆さんはもう忘れていると思いますが、ホリエモンこと堀江さんが昔、プロ野球の「近鉄バッファローズ」を買収しようとしたことがあったのです。
　覚えてます？　もう忘れました？　堀江さんが世に知られるようになったのがこの騒動なんですけれど。
　もともとプロ野球は既得権益の巣窟のような世界でした。一部の人間だけが利権を握りしめて、しかも経営陣も生きてるのか死んでるのか分からないような老人ばかりで。そんな中、「十分にビジネスとして魅力がある！」と判断し、その世界に突撃を試みたのが堀江さんでした。…