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なぜマリオは画面の左から右に向かって走るのか(英研究)
何の気なしにプレイするゲームだが、スーパーマリオブラザーズなどに見られる横スクロールアクションゲームは、画面の左から右に向かって進んでいく。なぜ左から右なのか?
英ランカスター大学の研究者がこのことについて研究を行ったそうだ。人間が画面に表示された物体の動きを見る際に、基本的とも言える好みのバイアスが存在する可能性があるらしい。動く人間と物を分析した研究が、左から右方向という好みの偏向が一般に存在していることを明らかにしている。
英ランカスター大学の心理学者ピーター・ウォーカー博士によれば、広範に認められる証拠が、視覚動作に関わる基本的バイアスの可能性を示唆しているそうだ。これはスーパーマリオをはじめとする80~90年代に発表された横スクロールゲームの主人公が、画面を左から右へ向かって突き進む理由を説明してくれる。
ウォーカー博士は『認知(Perception)』紙に掲載された研究で、Google画像検索内の数千もの画像を調査した。
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絵画や写真などの静止画で生物および無生物の物体の動きを表現するために、どのような美術上のお約束があるのでしょうか? そうした視覚表現のお約束には、動く方向へ向かって大きく身を乗り出すほど、スピードの速さを表現するというものがあります。また、今回の研究で明らかとなったように、移動する物体は左から右に向かって動くよう描写されるというものもあります。」
しかし、こうしたバイアスは動かない人や物には当てはまらない。
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「右向きのバイアスは動いている生物や無生物の写真には認められますが、同じものであっても静止ポーズの場合には左向きバイアスとでも言えるバイアスはありませんでした。こうしたことは視覚動作に関して左から右へ向かうという基本的バイアスの存在を示唆しているかもしれません。」
この左から右方向バイアスは、デザイナーが文字で動きやスピードを表現するためイタリック体を利用する場合にも認められる。なんと右から左へ読むヘブライ語の文字でさえも当てはまるそうだ。
「ヘブライ語におけるイタリック体の有無について調査結果が、また別の動きの表現に関するお約束を示唆していました。これも人は右から左ではなく、左から右方向の水平的動作を好むという、今回明らかとなった基本的バイアスに基づいたものでしょう。」
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via:alphagalileo・原文翻訳:hiroching
そういえば昔、日本の看板などでは左から右でなく、右から左へと読ませるものがあったよね。あれはすごく違和感を感じたものだが、日本語で書かれた縦書きの本も右から左へと読んでいくわけで、両方を使いこなせる日本人の場合には、右から左に進むゲームも違和感なくこなせるのかな?
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