春に旬を迎える「わかめ」で体の中からキレイになれる！ わかめの健康効果とは

　

　
　乾燥タイプ、塩漬けタイプなどで年中出回るわかめですが、旬は3～5月です。わかめはミネラルが豊富なほか、ヌルヌル成分に含まれる水溶性食物繊維の一種「アルギン酸」や「フコイダン」は健康効果抜群として注目されています。

　■イライラ防止に

　わかめには、カルシウムだけでなく、その吸収を助けるマグネシウムも豊富。イライラするのはカルシウム不足といわれますが、カルシウムだけではNG。カルシウムとマグネシウムは協同して働いているので、マグネシウムもほしいところ。マグネシウム不足を補うという点で、わかめは優秀な食材です。

　■高血圧予防

　高血圧の原因の一つに、食塩の中のナトリウムの摂りすぎが挙げられます。そのため、塩分濃度の高い和食は血圧に良くないと言われることもありますが、わかめはカリウム豊富で、ナトリウムを体外に排出してくれる効果があります。お味噌汁の具にわかめ、というのは理にかなっているのです。

　■コレステロール上昇を予防

　水溶性食物繊維の一種であるアルギン酸はナトリウムやコレステロールなどを吸着し、体外へ排出させる働きがあるため、血中コレステロール値のコントロールにも効果が期待されます。

　■便秘改善

　わかめは食物繊維豊富で、便秘の解消に役立ちます。

　■ガン予防効果

　海藻類に入っている「フコイダン」は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になるピロリ菌が胃壁に付くのを防ぎ、胃粘膜の修復作用を持っているそうです。また、「フコイダン」は健康な細胞には作用せず、ガン細胞にだけ効果を発揮する作用もあるとして、注目の成分です。

　なお、おいしいワカメの見分け方は黒っぽい緑色で色ツヤが良く、厚みがあり、弾力性に富んでいるもの。血液サラサラ、体内の余分なものを排出するなど“デトックス“効果も高いわかめ。是非日常的に摂取したい食材です。