仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アメリカには刑務所内に受刑者たちが運営する動物保護施設がある「ペン・パルズ動物保護施設」
有刺鉄線の高いフェンスで囲まれた米ルイジアナ州北部のとある刑務所内には、とてもユニークな犬と猫の保護施設がある。この施設を運営しているのは、動物好きの刑務所職員と受刑者たちだ。
ペン・パルズ動物保護施設では、受刑者が年中無休で動物たちの世話をしている。その内容は、糞の後片付けから犬の訓練、さらにはルイジアナ州立大学からやってくる獣医による健康診断や手術のアシスタントまで多岐に渡る。
[動画を見る]
Prison Inmates Caring for Shelter Pets
「自分に起きたことで最高の出来事じゃないかな。ここでやるべきことを見つけたって感じかな」。と語るのは、ワイリー・バンスコーター(22歳)だ。彼は大の動物好きだったが、薬物に溺れ、17歳のとき強盗で有罪判決を受けた。
[画像を見る]
ディクソン更生施設内にあるペン・パルズは、2005年に大きな被害をもたらした台風、「ハリケーン・カトリーナ」上陸後、しばらくしてから開設された。
当時、動物保護団体ヒューメイン・ソサイエティでは、家を失った数百匹の動物を保護する場所の確保が喫緊の課題であった。そこで目をつけたのが、広大な敷地に、使用されていない納屋を持っていたディクソン更生施設である。そこには、動物好きの職員と受刑者がいた。
[画像を見る]
その後、ヒューメイン・ソサイエティの職員が受刑者の献身的な態度に感銘を受けたことから、同団体から7000万円ほどの資金が刑務所に提供され、恒久的な保護施設を作る運びとなった。このときの作業の一切合財は受刑者の手によるもので、2010年8月に無事オープンした。
[画像を見る]
ペン・パルズは、ルイジアナ州イーストフェリシアナ群全域を対象とする唯一の保護施設であり、およそ80匹の犬と10数匹の猫を保護している。医療設備や屋外アジリティコースも備え、過去4年半の間に犬625匹、猫451匹に終の住処を提供してきた。
[画像を見る]
受刑者は週7日間、一日中世話に追われており、ときには刑務所を離れて里親斡旋の手伝いをすることもある。受刑者と動物たちの間に育まれた絆はまさに革新的で、オレゴン大学の大学院生カルマリータ・アウフデルハイデはこれについて研究することにした。
[画像を見る]
「動物たちが施設にやってくるとき、彼らはとても怯えています。どこにいるのかも分からない見知らぬ環境で、刑務所に入れられたようなものです。…