【懐かしのゲームレビュー】爽快感抜群のアクションゲーム！ 欠点なしの超名作!! カプコン『アラジン』

　

　誰もが夢中になって遊んだ！　でも今では忘れられてしまった!!　そんなゲームを紹介するのがこの企画「懐かしのゲームレビュー」のコーナーだ。今回はカプコンから発売されていたスーパーファミコン用ソフト、『アラジン』である。
　
　このソフトは今から22年前の1993年に発売されたアクションゲーム。前年に公開され日本でも大ヒットしたディズニー映画『アラジン』を題材にしたゲームだが、「ディズニーとカプコンが本気出した！」と思わされる抜群の完成度であった。
　
　・ハンパない爽快感
　ゲームの概要としては横スクロールのアクションゲームである。敵を倒すには回数制限のあるリンゴを投げるか、相手を踏みつけるかの二択というシンプルな操作であったものの、このゲーム最大の魅力は「アクロバティックなジャンプアクション」であった。
　
　ステージの随所に “足場” や “ぶら下がりポイント” が設置されており、それらを駆使することでゲームを進めることができる。そして……その爽快感がハンパない！　グラフィックなどは最新のゲームと比較できないが、アクション性は今プレイしても十分楽しい。
　
　・難易度も絶妙
　全6ステージで構成されているのだが、徐々に上がっていく難易度のさじ加減も絶妙といえる。楽々とクリアできるほど簡単ではなく、かといって「絶対無理！」というほど難しくもない。「頑張れば……イケる！」という希望を常に持たせてくれる、程よい難易度なのだ。
　
　BGMも秀逸で、ランプの精・ジーニーのテーマ曲『Friend Like Me』は、ゲームの爽快感をより一層引き立てる。ボーナスステージではあの名曲『A Whole New World』がかかるなど、原作映画の名シーンを彷彿とさせる心憎い演出がBGMでも再現されていた。
　
　・「ディズニーのキャラゲーにハズレなし」
　実は筆者は初めてプレイしたのだが、20代後半～30代前半の複数の女性から「アラジンやりなよ！」「アラジンやったことないの？」と強く勧められていた。そしてプレイしてみてわかった……これは名作！　ディズニーとカプコンが本気で手掛けたことが、今でもヒシヒシと伝わってくる!!
　
　調べてみると「ディズニーのキャラゲーにハズレなし」という格言もあるようで、その他のディズニーゲームもやってみようかな？　と思えるほど完成度が高かった。このコーナー初の “10点満点” にふさわしい超名作といえるだろう。
　
　・今回プレイしたゲーム
　タイトル：アラジン
　発売元：カプコン
　購入価格：780円
　評価：☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
　一言コメント：「カプコンとディズニーの本気度がわかる名作。…