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バイトAKB、劇場公演で契約満了 正規登用ならずNGT48・ドラフト・裏方志望も
昨年10月中旬から時給1000円で活動を始めた「バイトAKB」が28日、東京・秋葉原のAKB48劇場で、“最初で最後”の『バイトAKB公演』を行い、同公演をもって契約を満了した。そのまま“正社員”登用とはならず、10月に新潟に発足する姉妹グループNGT48のオーディション、あす3月1日に3次審査が行われる『第2回AKB48グループドラフト会議』の候補生入りを目指すメンバーも。元AKB48の4期生にしてバイトAKBの佐伯美香(25)は「スタッフにチャレンジしたい」と裏方志望であることを明かした。
【写真】感極まって涙するメンバーも=バイトAKB公演
4ヶ月半の間、劇場公演の前座やバックダンサー、CM・テレビ番組出演のほか、昨年末の『NHK紅白歌合戦』には佐伯ら4人が出場するなど、貴重な経験をしてきたバイトAKBのうち、43人が集大成のステージに立った。約2ヶ月間レッスンに励み、「ワッショイB!」の替え歌「ワッショイBaito!!」から「ヘビーローテーション」の替え歌「バイトルローテーション」まで、全22曲をハツラツとパフォーマンス。感極まってこみあげる涙をぬぐう姿もあった。
公演前のゲネプロ終了後には6人が取材に応じた。公演中にもメンバーは口々に「まだまだAKBでいたい」「アイドルを辞めたくない」と未練を残していたが、東京都在住の方伊儀まどか(17)は今後について「NGT48のオーディションを受けようかなと考えています。新しい環境、新しいグループで、どれくらい自分が成長できるか精一杯挑戦したい」と告白。高橋希良(14)、中川里菜(19)、西潟茉莉奈(19)、松岡はな(15)の4人はバイトAKBで体験したことを活かして「ドラフトを受けようと思います」と口をそろえた。
その中で、09年8月に足のけがでAKB48を卒業し、バイトAKBとしてステージ復帰した佐伯は「正規メンバー、バイトAKBとやってきて、裏で支えてくださるスタッフさんの大変さを知ったので、そっち(裏方)にもチャレンジしてみたいという気が生まれてきました」と告白。「ステージに立った側としてわかることもあるので、活かせるお仕事があれば、次はそっちに行ってみたい」と続けた。報道陣から「マネージャーとか?」と聞かれると「やってみたいです」と明言した。
この日はリハーサルも含め、7時間のバイトで7000円が支給された。これまでのバイト代については異口同音に「貯めています」とハモったが、佐伯は肩身が狭そうに「美容代にほぼ使ってしまいました…。…25歳なので、若い子についていくために」と苦笑い。最後はお姉さん役として「こうやって4ヶ月の間、いろんなお仕事をさせていただいて幸せでした。私たちはこれからさまざまな道へ進みますが、それぞれに“バイトAKB”というものを残しつつ、頑張っていけたらいいなと思います」と締めくくった。
『バイトAKB 素敵な思い出をありがとう公演~最後の本気バイト、劇場で見てください!!』にはほかに、赤坂美咲、荒木実波、荒木琳袈、飯倉早織、一色嶺奈、梅澤愛優香、海老沢恵美、大野彩乃、尾形穂菜美、荻野由佳、勝又彩央里、上谷沙弥、川口真実、川村真穂、菊地智美、木下涼風、木下真佑、日下部愛菜、黒沢綾佳、齋藤梨奈、沢木沙耶、柴田優衣、鈴木優民、清司麗菜、高木茉白、竹内美沙樹、千田夢乃、千代田唯、長坂亜利沙、成松美沙、福井有彩、藤江桃子、松浦夏穂、松本和夏、女鹿椰子、八代嘉菜、山内亜紀が出演した。(敬称略)