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フレームがもはや彫刻!自分のためだけにオーダーできるアートな自転車
近年は3Dプリンターにかぎらず、加工技術の進化が著しい。特に、コンピューター制御でカットや切削が可能な設備が充実すると、従来のような鋳物やプレスによる大量生産でなくても比較的低コストでの部品の製造が可能になり、オーダーメイドで作られる製品の価格を下げられるようだ。
これはヨーロッパのElevenTwentySevenというメーカーだが、寸法を指定することで、自分にだけマッチした自転車を製造してくれるサービスを開始した。それも驚くべき特徴を備えている。メインフレームがもはや彫刻なのだ。
■ レーザーカットで部品を作る
実際のところ、この彫刻に機能はない。この自転車の先進性と独創性をアピールする装飾といったところだ。むしろただの丸パイプよりは強度が落ちるので、それをカバーするために太くて肉厚のパイプを材料としているくらいで、軽量になるわけでもない。
この自転車の最大の特徴は、ステンレススチールの部品をレーザーカットで加工していることだ。従来の加工方法に比べて一品ものの製作がやりやすい。パイプそのものにカットによる彫刻を施すことだって簡単にできる。
この自転車を製作しているのは、金属加工の機械を扱っているベルギーの会社だ。実は、当初は角パイプをレーザーカットしてトラス状にすることで、軽量化ができないかと思ってスタートしたアイデアらしい。しかし、結局カーボンフレームより軽くすることはできなかった。
しかし、その研究途中で、レーザーカットによる部品を使ったスナップ接合やパラメーターによる設計は、自転車の製造をより柔軟かつスピーディにできることがわかったという。オーダーメイドで自転車を作っても、特別にコストが上がるようなことはなくなるのだ。
すべての部品はパズルのような形で加工機から出てきて、溶接の前に容易に組み上げることができる。その製造プロセス自体がイノベーションになったというわけだ。
■ 最初のモデルは50台限定
このメーカーの最初のモデル『Erembald』は50台限定で作られる予定だ。注文者は、股下の長さ、首から股までの長さ、腕の長さ、肩幅をミリ単位で伝えて製作してもらう。
この自転車はステアリングステムもシートポストも持たない。ハンドルの高さ、シートの高さは固定式だ。完全にオーナーに合わせた寸法で作られるために、調整機構を必要としないからだ。また、フレームにはオーナーの名前を彫り込んでくれる。…