ポト派法廷、新たに２人を起訴 虐殺関与で

　

　

　　【プノンペン共同】カンボジアの旧ポル・ポト政権の大虐殺を裁く特別法廷は３日、虐殺や強制労働などに関与した２人の元ポト派中堅幹部を「人道に対する罪」などで新たに起訴したと発表した。

　　起訴されたのはミエン・モット、ウン・チャイムの２被告。ミエン・モット被告は軍の地区司令官で、プノンペンにあったトゥールスレン政治犯収容所や地方で行ったとされる虐殺行為などが罪に問われた。ウン・チャイム被告は地方のダム建設作業の監督を務めていた際、強制労働で多数を死亡させたとしている。

　　関係者によるとミエン・モット被告は７０代、ウン・チャイム被告は６０代という。