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専門家が解説。「ラッスンゴレライ」に「あったかいんだからぁ」――リズムネタはなぜ流行る?
日々、視聴者である我々に笑いを届けてくれるお笑い芸人。本格派漫才師や司会業をこなす大物など、テレビには欠かせない存在の人も多いが、「売れている芸人」に共通点はあるのだろうか。
「おしトピ by 教えて!goo」の「お笑いの『ボケ』と『ツッコミ』。それぞれ一番(必要な)求められる能力は何?」という質問に対しては、次のような回答が寄せられていた。
「ボケはセンス、突っ込みはタイミング(リズム)」(mr_poohさん)、「空気よむチカラ」(えだまめ⑦さん)、「回転のはやい頭脳と演技力」(PAROU.HANATAさん)、「間ですね。素人なのでよく分かりませんが、早からず遅からずのタイミングですよね」(Panda1969さん)
など、言うのは簡単でも実践するのは難しいことばかりで、面白いことが言える人って頭が良いんだなぁ、と改めて感心。しかし、世間ではこうした“本格派”がもてはやされる一方、誰でも真似しやすい「リズムネタ」が流行するといった現象がしばしば起こる。
最近では、デビューからわずか数ヵ月で人気に火がついた8.6秒バズーカーの「ラッスンゴレライ」や、CDデビューまで果たしたクマムシの「あったかいんだからぁ」は、テレビで見ない日が無いほど大ブーム。キャッチーなメロディが耳から離れない、という人も多いのでは?
■「音」に対する人間の心理を専門家が解説
ではなぜ、これらのネタが流行るのだろうか。「音響心理学」の専門家である九州大学 大学院芸術工学研究院教授・岩宮眞一郎さんに解説していただこう。
「好きなテンポで机を叩くというように、自分で自然に生み出すテンポを『自発的テンポ』といいます。自発的テンポの周期(音の間隔)は380~880ミリ秒(0.3~0.88秒)程度で、心地よいと感じるテンポとほぼ一致します。『ラッスンゴレライ』のテンポは400ミリ秒(0.4秒)程度。人間にとってちょうど良い速さのテンポであるといえるでしょう」(岩宮さん)
日常生活で例を挙げると、心地よいと感じる車のウィンカーの音も400ミリ秒程度とのこと。「ラッスンゴレライ」は心理的に自然と刻みやすいテンポであり、何度も同じフレーズが繰り返されるため、頭に残りやすいのだ。さらに、過去に流行ったリズムネタも380~880ミリ秒の周期であることが多いのだとか。また、
「クマムシの『あったかいんだからぁ♪』は、デイヴ・クラーク・ファイブの『Because』に酷似しています。…