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日本人が通勤ラッシュを我慢できる理由
新社会人、新入生が増える4月になると、普段以上に電車が混みやすくなる。すると、「迷惑だなぁ」と思うことが発生しやすくなるわけだが、皆は具体的にどんなことに不愉快さを感じるのだろう。「おしトピ by 教えて!goo」で「満員電車でイラっとすることといえば?」と聞いてみたところ、こんな声が寄せられた。
■イヤホンの音、大きなリュック、痴漢……
「音楽を聴いているイヤホンから、大きい音が漏れているとき」(tomcatさん)、「化粧してる人」(あるくるさん)、「我先に席取りをし、譲り合う意識が皆無の大人(以下略)……」(まみむめもあさん)、とマナーに欠けている人を挙げる回答が見られた。
ほかに、「……(前略)傘を畳まなかったり、濡れた雨ガッパ着たままの人」(わんさん)、「奥に詰めずにドアを入った辺りで止まる人(以下略)……」(ゆずさりーさん)、「背負ったままのリュックサックが一番イライラしますね(以下略) ……」(そよ風3さん)、など迷惑なことに気づいていない行為にイラッとするようだ。
さらに、「やっぱり痴漢ですね(以下略)……」(あーいちさん)、と迷惑なだけでなく犯罪も満員電車では起こりやすい。
■狭い場所で高密度な人口の都市を生んだ背景
どうして日本人は迷惑行為が起こりやすい高密度な空間にこんなにも我慢できるのだろう。まずはなぜ狭い場所で高密度な人口の都市、例えば東京を生み出したのか、歴史家のとっきぃさんに聞いてみた。
「日本人は昔から山と川ばかりの島国の中で、猫の額ほどの土地で農業を行いながら生活していました。すると、土地が狭いゆえに人口密度が高くなり、高濃度な人間関係の存在する村落ができやすいのです」
地理的、歴史的背景から、人口密度が高い東京のような都市を生み出したようだ。また、とっきぃさんは住む家の狭さも影響していると指摘する。
「江戸の町では、庶民が住めるのは江戸城の東南方面だけでした。下町はここから北に広がっていきます。しかも、庶民が住むのは長屋です。長屋といえば、わずか三畳で世帯が川の字になって寝るのが精一杯の広さです」
隣から子供の泣き声や夫婦喧嘩が聞こえてくる、暑い夏の狭い部屋では寝苦しい、といったことも当然起きてくるわけだが、先人達はこれをどう乗り切ってきたのだろうか?
■狭さから生まれるストレスを緩和するもの
土地や住居の狭さから発生する人間関係のストレスを緩和する、ある種の考え方がある。…