日銀審議委員、原田泰氏が就任

　

　
　　日銀の金融政策決定会合の新しい委員に、早稲田大学で教授を務めてきた原田泰氏が就任しました。
　　新たに金融政策決定会合の審議委員に選ばれた原田氏は、３年前から早稲田大学の教授を務めていて、金融緩和によって物価上昇を目指す、いわゆる「リフレ派」として知られています。日銀の「２年程度で２％の物価上昇」という目標については、次のように述べました。
　
　　「原油価格が下がっている、日本経済にとってプラスの面で２％のインフレが達成できない。２年間で達成できないのであれば、それは非常に大きな問題とすべきではないのではないかと思います」（日銀 政策委員会 原田 泰 審議委員）
　
　　「２年で２％」という物価上昇の期間と目標を厳格に考える必要はないという認識を示しました。
　
　　また、追加の金融緩和は現時点では必要ないとしつつも「物価が上がらずデフレ心理が強くなれば追加緩和が必要」と説明しました。（26日20:54）