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期待外れの数字でも、堺雅人が「Dr.倫太郎」の番宣に出たがらない理由
4月15日スタートの堺雅人主演ドラマ「Dr.倫太郎」(日本テレビ系)の初回視聴率が13.9%を記録。4月期の民放ドラマでは、木村拓哉主演「アイムホーム」(テレビ朝日系)の16.7%に次ぐ数字だ。
「ですが、もともと『半沢直樹』(TBS系)の続編を蹴って出演したという噂があり、前評判が高かったので期待外れという声もあります。それに『半沢直樹』や『リーガルハイ』(フジテレビ系)のような逆転劇もなく、地味な印象の役ですから、物足りなさを感じた視聴者も多かったようです。初回はハリセンボンの近藤春菜さんの迫真の演技に注目が集まりました。彼女は昨年出演したNHK朝ドラ『花子とアン』で好演し、美輪明宏さんに絶賛されていましたね。堺さんも『しっかり心を込めて演じたらこんなに感動的なシーンになるんだと、近藤さんから教わりました』と絶賛しています」(芸能記者)
通常、番宣番組には主役が率先して出演するものだが、今回は吉瀬美智子などに任せ、堺はほとんど番宣をしていない。その理由をテレビ局スタッフが語る。
「役作りの時間に当てたいというのが理由の一つと言われていますが、本当の理由は別にあります。今回、堺さんが演じるのは患者の心に寄り添う精神科医。堺さんは主役としての存在感は持ちつつ、あくまで患者さんがメインとなるドラマを作りたかったんです。『リーガルハイ』(フジテレビ系)では、毎回、様々な依頼人が登場するものの、堺さん演じる弁護士・古美門研介の圧倒的な個性が際立っていましたし、『半沢直樹』もそうです。そういうメッセージも込めて、自分が主役として露出することを避けたんです」
主役としての存在感は示しつつ、周囲の人間のドラマを引き立たせる。今作は堺の新しい挑戦のドラマでもあるようだ。