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理系の天才少女たちが出演するマイクロソフト社のCMが話題
YouTubeより
エマ・ワトソンの男女平等Q&Aでも盛り上がった今年3月8日の国際女性デー。その日、世界最大のコンピューター・ソフトウェア会社であるマイクロソフト社がとあるコマーシャル動画を発表し、こちらも話題になっている。
女の子たちだって科学が好き!
「Girls Do Science(女の子たちも科学する)」というタイトルのそのCMには、既に科学の分野で輝かしい功績を残している少女たちが登場。自分でコンピューターを組み立て、レゴで冷蔵庫を開ける装置を作ったり、自分のウェブサイトを立ち上げて仕事をしている、といった偉業を紹介するとともに、理系の学問は男の子のためにあるのだという見方を、彼女たち自身もさせられている現状が語られている。
7割の女の子は科学の分野に興味を持っているにもかかわらず、実際にキャリアとして従事するのは2割ほどしかいないのだと言う。
動画を見た人からは
この動画は公開されるや否や、200万回再生を突破。YouTubeのコメントには
・私も計算機科学を高校で学ぼうとした時、親にも学校の先生にも反対されて悲しかったな
・宇宙や恐竜が大好きだったけど、周りに秘密にしていたことを思い出した
・ファッションデザインや美容には男性が多いけど、まだまだ理系には女性が少ないよね
という、女性からの実体験も溢れている。
オバマ大統領は科学分野での女性の活躍を期待
アメリカでは近年、「STEM教育」という、サイエンス(science)、テクノロジー(technology)、エンジニアリング(engineering)、数学(math)に重点を置いた教育が注目されている。アメリカ経済が今後も拡大して行く過程では、この4つの分野が中心を担うと言われているからだ。
オバマ大統領は、男女すべての学生に対して、科学分野がより彼らの身近になるような政策にチャレンジしている。女性や女の子などを含めて全てのアメリカ人に理系分野の参加を広げない限り、国として科学の創意と革新の走りを持続することは不可能だと考えているのだ。
日本でももっとリケジョが増えるべき?
日本でも、大学や職場における理系分野には男性の割合が高い中で、理系の女子学生や女性研究者、女性社員等を「リケジョ」と称した呼び方が登場したのが2010年ころ。その後、小保方晴子氏の登場も相まって「リケジョ」という言葉が俗語としてひとり歩きしている感がある。
オバマ大統領の言う通り、科学の進歩がますます進んでいくであろう今後は、研究者や技術者が国の経済的な成長を担うはずだ。日本もこうしたリケジョを一過性のブームにするのではなく、科学に触れやすい教育や政策を充実させ、理系分野での女性の活躍が今後ますます広がることを期待したい。
(笹崎ひかる)