社長に中部電・垣見氏 東電との火力共同会社

　

　

　　東京電力と中部電力が、火力発電事業の包括提携に基づき、４月に折半出資で設立する燃料調達などを行う新会社の社長に、中部電の垣見祐二専務執行役員（６２）を充てる方針を固めたことが２８日分かった。会長には東電の内藤義博取締役（６４）が就く方向で調整している。

　　垣見氏は資材調達畑の出身。２００８年に燃料部長に就任して以降、米国産の新型天然ガス「シェールガス」を液化天然ガス（ＬＮＧ）に加工して輸入するプロジェクトを進めるなどして、燃料分野で多くの実績を挙げた。内藤氏も主に資材調達畑を歩み、副社長を経て１３年から現職に就いている。