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素敵な押し花キットとフォトグラム【カヒミ カリィの Wherever I go 】
先週、もう3月に入ったというのに大雪が降り、まだまだ冬は続くのかと驚きました。マイナス10℃になることも度々で、外出して10分もすると顔がチリチリと痛くなるほど……。それでさすがに外出するのも億劫になっていたのですが、今日、急に日差しが柔らかくなって春の気配を感じたのです。あぁ、良かった……!道路にはまだ雪が山積みですが、どうやらNYの寒い冬もやっと終わりそうです。
ところで、娘の誕生日に友人から素敵なプレゼントを頂いたのですが、これからの季節にいいな、と思ったので紹介したいと思います。私は子供の頃から押し花を作るのが好きなのですが、今までは何となく道端で草花を摘んだりした時に、厚い本に適当に挟んで作っていました。でも実は、本格的に作ってみたいな……とずっと思っていたのです。そんな時に大好きな友人が、素敵な押し花作りキットをプレゼントしてくれたのでした。さすが!
娘とふたりで早速、バラの花を押してみることに。1週間ほどプレスして、期待を胸に開けてみると、とても綺麗な色の花びらが出来ていて嬉しくなってしまいました。本に挟むよりも発色が良くて本当にきれい! やはり、丁寧に作ると違うんだなぁと驚きました。娘は花びらを使ってコラージュをしたり、手紙に貼ったりなどして楽しそうです。
私もこれを機に、本格的にハマッってしまいそうな予感……。立体的な植物などを押し花にするのは難しそうですが、今年は色々と挑戦してみようと思っています。
そして、この夏にもうひとつやろうと思っているのは「Sunprint Kit」という、印画紙を使って押し花をプリントするキットです。これはすごく簡単で、印画紙の上に植物を置いてアクリルのシートで挟み、日光に1~5分ほど当ててから水で洗浄すれば出来上がりというもの。
これも子供用で、数か月前に偶然おもちゃ屋で見つけたのですが、上手に出来たら額に飾れるような素敵なものになりそう……。私が昔、写真科の学生だった時に学んだ、1920年頃にマンレイという芸術家達によって生み出された「フォトグラム」という手法の写真を思い出しました。 それもこのキットと同じように、カメラを使わず印画紙の上に直接物を置き、感光させて作るのです。偶然にも、去年NYで買った押し花の本を久しぶりにめくってみたら、何とこの手法で作ったものが載っていたので、ひとりひそかに盛り上がってしまいました。…