韓国・釜山市、激増する中国人観光客専用レストランを設置へ―韓国メディア

　

　中国人観光客が激増している韓国・釜山市で、中国人客専用のレストランを設置する動きが出ている。韓国・亜州経済の中国語版による報道を、中国新聞網が９日報じた。
　同市は先日「中国人観光客専用レストラン指定計画」を発表。まずは主に週末営業で平日は使われておらず、中国人客専用レストランとして営業する意思のある結婚式場付属のレストランを指定するという。
　「観光振興法」の規定では、月曜日から金曜日まで同時に３００人以上の客を収容でき、一定規模の駐車場設備などを備えていれば、観光レストランの指定を受けることができる。この条件を満たせば、料理のジャンルを問わず、中国人観光客専用レストランの指定を受けることができるようだ。
　この試みが成功した場合、同市では今後週末の学校や企業の食堂を専用レストランに指定することも検討しているとのことだ。
　同市の関係者は「中国人観光客専用レストランを指定することで、彼らに合った食事環境を提供することができ、満足度向上につながる。プロジェクトに参加する企業の収益、そして地域経済も長期的に高まることになるだろう」と語っている。
　（編集翻訳　城山俊樹）