韓国競泳会のスーパースター朴泰桓、１８カ月の出場資格停止処分に―韓国メディア

　

　２４日付の韓国メディア・聯合ニュースによると、国際水泳連盟（ＦＩＮＡ）は２３日、五輪で４つのメダルを獲得している韓国の朴泰桓（パク・テファン）がドーピング検査で陽性となったことを受け、１８か月の出場停止処分を言い渡した。中国メディア・環球網が伝えた。
　また、網易体育が伝えた韓国ＫＢＳ（電子版）の報道によると、ドーピングスキャンダルの渦中にいる韓国競泳男子の朴泰桓（パク・テファン）の公聴会が２３日にスイス・ローザンヌで開かれたが、開催１時間前になっても具体的な開催場所が知らされないという厳戒態勢が敷かれていたという。
　韓国時間の２３日晩（現地時間同午前）に開催される公聴会に出席するため、現地入りした朴側代表団だったが、開催予定の１時間前になっても具体的な開催場所を知らされず、国際水泳連盟からは「午前１０時にホテルに迎えの車が到着するので、準備しておいてほしい」と連絡があったのみだった。
　韓国競泳界のスーパースターの選手生命や名誉がかかった公聴会だけに、国際水連も相当神経を使ったようだ。韓国世論は朴のドーピング疑惑に高い関心を寄せており、公聴会を取材するために韓国のマスコミも多数駆け付けた。国際水連は混乱を避けるため、あえて開催場所を明かさない方針をとったとみられる。
　（編集翻訳　小豆沢紀子）