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顎の梅干しじわのボトックス治療
顎に梅干し状のシワが刻まれていると、単に年齢が高く見えるだけでなく、怒っている、あるいは不満げな表情をしていると受け取られる場合もあります。こちらでは、そんな顎のシワを改善するための治療法を紹介していくことにしましょう。
顎にシワができる原因は
顎の部分にいわゆる梅干しシワができてしまう場合、主に2つの原因が考えられます。1つは下顎が後退した骨格の場合で、下唇の真下に位置する筋肉—オトガイ筋が過度に緊張しているケースです。
前歯の噛み合わせを確認して、上顎の前歯が前に来るのであれば、この理由によってシワが出ている可能性が高いでしょう。
もう1つが、噛み合わせた時でも前歯が閉じきらず、上の歯と下の歯の間に開きがあるケース。この噛み合わせを開咬と呼びます。
顎が閉じきらないため、唇をしっかり閉じるためにオトガイ筋を緊張させる必要があり、結果的に力が入りすぎてシワが寄ってしまうわけです。
顎のシワに効く!ボトックス注射の効果
もし、原因が下顎の後退した骨格にあるのなら、ボトックス注射によって改善することが可能です。
ボトックス注射の主成分であるボツリヌストキシンには、神経伝達物質アセチルコリンの分泌量を下げ、筋肉が働きすぎるのを防ぐ性質があります。要するに、筋肉の緊張を和らげる…ということです。そのため、下顎のオトガイ筋が緊張しにくくなり、結果的に顎に刻まれた梅干しシワが消失するわけです。
ボトックスは一部の筋肉に余分な力が入ることによる表情ジワに効果を発揮します。下顎が後退しているために顎のシワが消えない…というのであれば、ボトックス注射によって改善を実感できるはずです。
また、オトガイ筋の過度な緊張が消えると、唇を下に引っ張っていた力が弱まるので口角が上がり、フェイスラインがややシャープに見えるなど、全体のバランスも良化する傾向があります。
また、オトガイ筋が凝り固まることで生じやすくなっていた肩こり、頭痛が緩和された…という例もあるようです。
ここに注意!顎のボトックス注射
下顎の後退に端を発する梅干しシワには力を発揮するボトックスですが、原因が“噛み合わせた時に上下の前歯に隙間がある”という開咬である場合は、むしろ歯科治療をしなければ抜本的解決にはなりません。
インプラントなどを活用した歯科矯正を行い、前歯が噛み合うように矯正することが必要です。
また、ボトックス注射の注意点としては“注射時に血管が傷ついてしまうと、内出血を起こす可能性がある”というものがあります。血管からの内出血を助長しないよう入浴、飲酒、激しい運動は避けるべきでしょう。
(この記事の監修: オザキクリニック 理事長 / 小﨑有恒 先生)