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飲まない人より健康!? 「1日1本のビール」が認知症を防ぐと判明
「百薬の長」とも言われるお酒。しかし、量が過ぎると劇薬となってしまい、脳を委縮させるという悪影響も及ぼします。
では、一体どのぐらいが適量なのでしょうか? 今回は、“お酒と認知症の関係”について、厚生労働省が発表した「アルコールと認知症」からお話していきます。
■大量の飲酒は脳を委縮させる
昔から、大量の飲酒によって脳が小さくなるという問題は、よく取り上げられていました。しかし近年、これが数字で裏打ちされるようになりました。
厚生労働省が発表した「アルコールと認知症」では、施設で介護を受けている人で、かつ認知症を患っている人の場合、そのうちの30%近くが、お酒の飲みすぎによるものである、と言われています。
特に、この大量飲酒が5年以上に渡った場合、その危険性は大きくなります。適量の飲酒を心掛けていた人の5倍近くのリスクで、認知症を患うと言われているのです。
■適量の飲酒は認知症のリスクを防ぐ
ただ、「適量の飲酒は、むしろ健康を増進させる」という言葉を聞いたことのある人も多いのではないでしょうか。実際、適量の飲酒というのは、認知症の予防にもつながります。
なんと、まったくお酒を飲まない人よりも、適度な飲酒をしている人の方が、認知症を患いにくいのです。
では、果たして適量とはどれくらいなのでしょうか?
■理想的な飲酒量は1日1本以下
もちろん、アルコールの濃度などにもよるのですが、厚生労働省の出しているデータでは、分かりやすく、“350mlの缶ビール”を取り上げています。
認知症の危険性を、缶ビールの本数から割り出したところ、1週間に1~6本程度飲む人がもっともリスクが低い、という研究結果が出ました。それも、まったく飲まない人に比べて、なんと60%も低かったのです。次いで少なかったのは「1週間に1本未満」と答えた層で、その次が「飲まない」層でした。
ただし、それ以上を飲むと、リスクは一気に増大します。毎日1~2本以上飲んでいる人は、飲まない人に比べて約1.5倍のリスク、さらにそれ以上飲む人は2.5倍のリスクとなります。
つまり、「適量を飲めば認知症になりにくい」とはいうものの、大量の飲酒は「まったく飲まないこと」よりもはるかにリスクが大きいのです。
忘年会や新年会、歓送迎会といったタイミングで「少し飲みすぎてしまった」というのは、大きな影響を与えないかもしれません。
しかし、日常的に深酒をしている人や、「飲まないと眠れない」という人の場合、将来的に認知症を患うおそれが大きいと言えるのです。
心身ともに健康な生活をしていくために、アルコールとの付き合い方を考えていきたいですね。