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KCCSのケーブルテレビ応急復旧・強靭化無線システム「ワイヤレスリンク23G」をシー・ティー・ワイが導入
京セラコミュニケーションシステム株式会社(本社:京都市伏見区 代表取締役社長 佐々木 節夫、以下KCCS)は、株式会社シー・ティー・ワイ(本社:三重県四日市市 代表取締役社長 塩冶 憲司、以下CTY)がBCP(事業継続計画)強化を目的に、ケーブルテレビ応急復旧・強靭化無線システム「ワイヤレスリンク23G」(*1)を導入したことを発表いたします。
CTYは、有線テレビジョン放送事業や電気通信事業などを展開する地域密着のケーブルテレビ局です。四日市市、いなべ市、桑名市長島町、三重郡菰野町、桑名郡木曽岬町にお住まいの約160,000世帯(加入率94%)に、多チャンネル放送、インターネット、固定電話、緊急地震速報サービスなどを提供しています。
CTYの本社は四日市市内の沿岸部に位置しています。東日本大震災を契機に津波や洪水など災害対策の必要性を実感し、被災時でも地域住民への情報提供ができるよう、幹線伝送路の二重化などケーブルネットワークの強靭化に取り組んできました。そしてその一環として、本社にあるヘッドエンドからサブセンターまでの幹線ケーブルが断線した場合に備え、KCCSの「ワイヤレスリンク23G」を活用した無線のバックアップ回線を整備することを決断し、シーキューブ株式会社を通じて2015年2月に導入しました。
「ワイヤレスリンク23G」は、23GHz帯の周波数を利用した小型・軽量のケーブルテレビ応急復旧・強靭化無線システムです。離島への海底ケーブル、橋梁部分や山間部などに敷設されたケーブルが多重化されていない場合、被災時の復旧に時間がかかることが想定されます。本システムは災害時に被災したケーブルテレビ伝送路の応急復旧や、既存伝送路の多重化によるネットワークの強靭化など、お客様の目的に応じて固定型または可搬型でご利用いただけます。
KCCSは今後も、無線技術のノウハウを活かし、ケーブルテレビ事業や地方自治体の課題解決に貢献できるよう取り組んで参ります。
■「ワイヤレスリンク23G」(固定型)導入イメージ
[画像1: http://prtimes.jp/i/9956/20/resize/d9956-20-574749-0.jpg ]
■設置された「ワイヤレスリンク23G」(固定型)
[画像2: http://prtimes.jp/i/9956/20/resize/d9956-20-736006-1.jpg ]
*1 本システムは、総務省の「情報通信ネットワークの耐災害性強化のための研究開発」(平成23年度一般会計補正予算(第3号))による委託を受けて実施した研究開発による成果です。…