ベトナム最高指導者が４月訪中 習主席と首脳会談へ

　

　

　　【ハノイ共同】ベトナム最高指導者のグエン・フー・チョン共産党書記長が４月に中国を訪問し、習近平国家主席と会談することが２７日、分かった。ベトナム共産党関係者が明らかにした。領有権をめぐり対立する南シナ海問題について協議する見通し。チョン氏の訪中は２０１１年１０月以来。

　　両国関係は、中国が昨年５月に南シナ海の西沙（英語名パラセル）諸島付近で石油掘削作業を行ったのをきっかけに、現場海域で両国船の衝突が相次ぐなど悪化した。一方で国境を接する両国は歴史的に深いつながりがあり、首脳会談では関係改善の道を探るとみられる。