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リー・クアンユー氏に最後の別れ=国葬に世界の首脳参列-シンガポール
29日、シンガポールで行われたリー・クアンユー元首相の国葬に参列する安倍晋三首相(左)、クリントン元米大統領(右)ら各国要人(AFP=時事)
【シンガポール時事】23日に死去したシンガポール初代首相リー・クアンユー氏の国葬が29日午後、シンガポール国立大学講堂で営まれた。安倍晋三首相やインドのモディ首相、クリントン元米大統領ら多くの海外要人が参列。自国の繁栄だけでなく、外交・通商関係の発展にも尽くしたリー氏の国際的影響力の大きさを示した。
国葬にはこのほか、東南アジア諸国連合(ASEAN)からインドネシアのジョコ・ウィドド大統領、タイのプラユット暫定首相、ミャンマーのテイン・セイン大統領、カンボジアのフン・セン首相らが出席。韓国の朴槿恵大統領やオーストラリアのアボット首相も参列した。
長男のリー・シェンロン首相は弔辞で、「われわれ全てを長年導いてきた光が消えた。シンガポールに生涯をささげた建国の父を失った」と述べる一方、「リー氏は死後もシンガポールが続くよう準備した」「リー氏の考えや理想は今の政府の原動力となり、われわれを導いている」とリー氏の遺産を高く評価した。
また、「リー氏は国際的なシンガポールの地位を高めた。世界の出来事を大局的に見るだけでなく、シンガポールの国際的利益を明確にし、戦略的余地を拡大した」と指摘。その過程で海外のさまざまな要人と幅広い人脈を築き、「われわれは世界の舞台で想像以上に大きな影響力を享受している」と語った。
国民の深い悲しみを象徴するかのように、シンガポールには昼前から雨が激しく降り注いだ。国葬に先立ち、ガラス張りのケースに入れられたリー氏のひつぎを乗せた車が安置先だった国会議事堂から大学講堂まで行進。リー氏ゆかりの場所を巡る葬送の道沿いには大勢の市民が途切れなく連なり、国旗を振りながらリー氏の名前を連呼するなどして最後の別れを告げた。