中国の原発技術、海外進出へ前進

　

　中国広核集団（中広核）の賀禹董事長は、中国核工業集団（中核）と共同開発していた自主知的財産権を持つ第三世代の原発技術「華龍一号」が昨年、国家の審査をパスし、今年中にモデルプロジェクトに着手する計画を明らかにした。３月１６日、経済参考報が伝えた。
　賀禹董事長は「中国原発技術は輸出に向けて重要な段階に入った」と述べ、技術が国際先端水準にあることに自信を示した。
　中広核はルーマニアで原発プロジェクトへの参画が決まり、英国でも２０１７年に着工するプロジェクトの出資が固まっている。南アフリカやアルゼンチン、トルコでも積極的に進出を図っている。
　賀禹董事長は「我々は、船を借りて学ぶ段階から、自分で船を造って海に乗り出す段階に来た」と強調した。
　（編集翻訳　浦上早苗）