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大阪の寿司屋にいた酔っぱらった男性―訪日中国人
2015年3月17日、中国河北省に住む20代の男性がこのほど、日本を訪れたときの体験をブログにつづった。
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日本と中国は政治的には緊張状態が続いている。私は日本に行く前まで、日本人が中国人に対してどう思っているのか、正直、わからなかった。しかし、旅行でいろいろな地を訪れるにつれて、私の心配は完全に吹き飛んだ。道を尋ねたときの日本人の親切な対応のほかに、私の印象に深く残っている1つの出来事がある。
大阪滞在の最後の日、私たちは梅田の寿司屋で食事をした。店内は狭く、カウンター席しかない。私たちの隣には中年男性が座っていた。見たところ、だいぶ酔っているようだった。私と妻が中国語で話しているのを聞いて、男性は私たちに話しかけてきた。「中国人かい?おれは中国に行ったことがあるぞ。君たちは北京から?上海?」。私は「No,No。河北」と答えた。
「河北?」。男性は店員と何やら日本語で話し始めた。店員は酔っぱらった男性が私たちに迷惑をかけていると思ったのか、申し訳なさそうな顔で寿司を勧めた。男性の話の腰を折る意図があったのだろう。しかし私は面白いと思い、その男性と話を続けた。中国語で「河北は北京の隣です」と言うと、男性はある程度中国語がわかるようで、「北京の隣か」とうなずいた。その後、男性は店員に何かを告げ、振り返って私たちに「朋友!(友達)」と言った。私は男性と店員、自分たちを指差し、「都是朋友(みんな友達です)」と答えた。男性は大きな声で笑うと、「都是朋友!」と親指を立てて見せた。
この男性は酔ってはいたが、私は軽んじられたようには感じなかったし、逆にとても親切だと感じた。今回の日本旅行全体を通しても、日本人が中国人に対して特別な態度で接しているようには感じられなかった。彼らが心の中で何を考えているかまではわからないが、少なくとも私は一切、違和感を覚えることはなかった。(翻訳・編集/北田)