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【ヒット商品開発秘話】東急スポーツオアシス『ながらクッション』ヒットの理由
家やオフィスなどで、いつでもエクササイズができたら、健康管理や体型維持にとって便利なことはない。その助けになるのが、フィットネスクラブを運営する東急スポーツオアシスの『ながらクッション』である。
『ながらクッション』は2013年4月発売されたエクササイズクッション。緩いV字形をした小型クッションながら、筋トレやストレッチなど様々なことができる。現在、『ながらクッション』『ながらクッション2』『ながらクッションRelax』をラインアップ。『ながらクッション』と『ながらクッション2』が合わせて約15万台、『ながらクッションRelax』が約3万台、販売されている。
ながらクッション(メッシュカバー)
ながらクッション(ボアカバー)
ながらクッション2
ながらクッションRelax
■キーワードは「フィットネス家具」
『ながらクッション』の開発がスタートしたのは2011年の終わり頃。当初は内転筋を鍛えるマシンとして検討されたが、いかにも運動器具らしい試作が続くうちに、これでは売れないと判断。デザインを大幅に見直した上で様々な機能を持たせることにし、健康に関心のある層に広く購入してもらえる商品として企画し直された。ホームフィットネス事業部 マネージャーの三好康真氏は、企画の経緯を次のように明かす。
「フィットネスクラブに通う人をピラミッドの頂点とすると、裾野にいる健康に興味のある人たちには、運動器具だとハードなイメージがあり合いません。健康に関心のある裾野の人たちに買っていただける商品は、いつでも、どこでも使えるもの。そこで浮上したアイデアが、片づけなくて済むクッションでした」
東急スポーツオアシス
ホームフィットネス事業部
マネージャー
三好康真氏
重要なのは、片づけないで済むこと。これまでに様々な運動器具を開発してきた経験から、邪魔にならないことや収納が楽なことが大切な点だと考えていた。そのために打ち出したキーワードが「フィットネス家具」であった。
「出したり片づけたりすることが必要になると、購入者がグッと減る恐れがあります。片づけなければならないのは、インテリアの邪魔をするため。そのため、フィットネス家具というキーワードを設定しました」(三好氏)
こうして『ながらクッション』は、インテリアの邪魔をしない運動器具として開発することになった。目的や体調に合わせた使い方が手軽にできるものとし、一台でストレッチ、ほぐし、筋トレができることを目指した。…