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妻死亡、男性「言葉出ない」…チュニジア襲撃
【チュニス=本間圭一】北アフリカ・チュニジアの首都チュニスで18日に起きた武装集団による博物館襲撃事件では、多数の観光客が巻き込まれ、日本人3人を含む19人が犠牲となった。
犯人像は不明だが、外国人を狙った可能性もある。日本人にも人気の観光地は、恐怖に包まれた。
目撃者らの証言によると、観光客らを襲った武装集団は、事件現場となったバルドー博物館前のカフェに待機。観光客が乗ったバスが博物館の敷地内に入ったのを見て、バスを追いかけたという。地元メディアなどによると、武装集団はバスから観光客が降り始めたところを銃撃し、博物館内にも押し入った。
バスの運転手はロイター通信に対し、「観光客への銃撃は、突然始まった。血と、死亡した人たちだらけになった」と語った。AP通信によると、博物館内にいたスペイン人男性は、「武装集団は動くものをすべて撃っていた」と話した。館内には一時、100人以上が閉じこめられたとみられる。
負傷した日本人観光客らは、複数の病院に搬送された。このうち、ラプタ病院の責任者は18日夜、本紙の取材に対し、ナルサワ・ヨウジと名乗る日本人男性と話したことを明らかにした。男性は妻を銃撃で亡くしたと説明したという。
責任者は「日本人男性は『ショックで言葉が出ない。できるだけ早く日本に帰りたい』と話した」と語った。この男性は、観光名所に停泊する地中海クルーズに妻と参加し、18日までにチュニスに到着。観光を始めたところだったという。事件発生時、男性と妻は博物館の中にいた。妻は銃で撃たれ、その場で間もなく死亡した。男性にけがはなかったが、念のため病院に搬送された。男性は、現場の様子を撮影した映像を責任者に見せたという。
この病院は、別の日本人男性も収容した。足と腹を撃たれて重傷で、手当てを受けているという。