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急降下、原因究明を本格化=捜索再開、独首相ら現地入り―旅客機墜落事故・仏
【パリ時事】フランス南東部でのドイツ旅客機墜落で、フランス当局は25日、現場から回収したブラックボックスをパリに運び、事故原因の解明に向けた作業を本格化させた。墜落直前に事故機が急降下した原因の解明が焦点となる。一方、消防や警察は捜索活動を再開したが、現場は険しい山岳地帯で、機体の残骸が広範囲にわたって散乱しているため、作業は難航しているもようだ。
24日にスペイン・バルセロナからドイツ・デュッセルドルフに向かう途中で墜落した格安航空ジャーマンウィングスのA320型旅客機(乗客乗員150人)は、墜落直前、8分間で約1万メートルも急降下した。
カズヌーブ仏内相は地元メディアに対し、「テロの可能性には注目していない」とテロ説を否定。親会社のルフトハンザは「機体は完全な状態にあった」と指摘、事故原因は「説明がつかない」としている。
AFP通信によれば、現場から回収されたブラックボックスは「ボイスレコーダー」で、一部損壊しているが、解析作業には大きな支障はないとされる。
一方、多数の国民が犠牲になったとみられているドイツのメルケル首相とスペインのラホイ首相は25日、オランド仏大統領と共に現場近くを訪問する。国民と悲しみを共有し、墜落原因の徹底究明に取り組む姿勢を示す考えだ。
旅客機にはドイツ人少なくとも72人が乗っていたとみられる。メルケル首相は記者団に「この悲劇が多くの人にもたらした苦しみの深さを案じている」と表明。「(現地の)様子を確認し、地元当局と話をしたい」と述べた。
独メディアによると、修学旅行でスペインに滞在していた独西部ハルテルン・アム・ゼーの高校生16人が墜落機に搭乗していたと伝えられ、地元はショックに包まれた。市長は「市の歴史において最も暗い日であることは間違いない」と語り、家族や関係者のケアに努める方針を示した。