毛沢東批判の動画流出で中国人気司会者がネット謝罪＝1時間でコメント10万件、ほとんどが同情的―英メディア

　

　2015年4月9日、英BBC中国語サイトは、中国の人気テレビ司会者・畢福剣（ビー・フージエン）氏が毛沢東を批判した動画が流出した件について謝罪した中国版ツイッターに、ユーザーからのコメントが集中していると伝えた。
　
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　今年56歳の畢福剣氏は、中国中央テレビ（CCTV）のオーディション番組「星光大道」の司会で人気者となり、2012年からは4年連続で旧暦の大みそかに放送される特別番組「春節聯歓晩会」の総合司会者を務めた。その彼が私的な宴席で「毛沢東がわれわれを苦しめた」などと述べている動画がインターネット上に流出。中国共産党青年団の機関紙・中国青年報は8日、「畢福剣は国民に謝罪しなければならない」との論説を掲載し、彼を厳しく批判した。畢氏は中国版ツイッター・微博で、「社会に対して深くおわびします。公人として今回のことを教訓とし、己を厳しく律していきます」と謝罪した。
　
　この謝罪から1時間もたたないうちに、10万件を超えるコメントが集まった。そのほとんどが「あなたは悪くない」と畢氏に同情的な内容だが、なかには「どんな状況でも偉大な指導者を侮辱するのは間違っている。あなたには失望した」と非難する声もあった。10日現在、彼が謝罪した微博のコメント欄は閲覧不能になっている。（翻訳・編集/本郷）