米イラン外相、２６日協議再開＝核解決の枠組み合意模索

　

　

　　【ワシントン時事】米国務省のハーフ副報道官は２３日の記者会見で、ケリー国務長官が２６日にスイス西部ローザンヌでイランのザリフ外相と会談すると発表した。両外相はイラン核問題を解決する「政治的な枠組み合意」を目指し、３月末の交渉期限まで協議を続ける見通し。

　　ケリー、ザリフ両氏は１５〜２０日、ローザンヌでマラソン協議を続けたが合意に至らなかった。報道によると、イラン側が遠心分離機の研究開発に対する制限に反発しているほか、対イラン経済制裁の解除などに関しても折り合っていない。

　　主要６カ国とイランの核協議をめぐっては、オバマ大統領がイランとの合意の可能性を積極的に模索する一方で、野党共和党やイスラエルはイランにウラン濃縮を認めるいかなる合意にも反対している。