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訪日中国人のお土産で大人気の温水洗浄便座、一部が中国製であることを発見―中国メディア
春節(旧正月)期間中に日本にやってきた中国人観光客が買って帰る人気商品として大きな話題となった温水洗浄便座について、浙江在線は1日、ある中国人観光客が日本で売られていた一部製品が中国製であることを発見したと報じた。
浙江省杭州市に住む男性は春節直前に日本を旅行。大阪の家電製品店で便座を買おうと物色していたところ、日本メーカーの便座の梱包ダンボールに中国語の文字が多数印刷されており、しかも生産地が同市の下沙開発区となっていたことを発見。「はるばるやって来て、買ったのが自分たちの所で作っていた物だなんて」と腑に落ちなかったという。
下沙開発区には確かに、2004年に設立された松下電化住宅設備機器(杭州)有限公司があり、スマート便座、電子炊飯器、洗濯機などを生産している。パナソニックに問い合わせたところ、「日本で販売されている便座と同じ型番製品は中国国内で発売されていない」とのこと。日本に買いに来る中国人観光客向け製品として、日本の大型商店で販売されているそうで、「完全に日本基準に基づいて生産されており、品質面では国内の同ブランド製品より優れている」という。
中国で生産された便座が日本で売られ、それを買った中国人観光客によって「帰国」する状況について、中国のネットユーザーからは「まるで便座が日本へ自由旅行しているようだ」との声も出ている。
中国人観光客が日本で驚異的な購買力を見せ、多国籍企業が中国人観光客受けの営業戦略を仕掛けるなど「国外消費ブーム」が目立つ一方で、中国国内の消費状況は冴えない。春節期間中における中国国内の小売販売額は年々成長が鈍化しており、14年には05年以降最低となる前年同期比13.3%増にまで弱まった。このような中国人の消費をめぐる「ねじれ」の減少は、新たな状況下で巨大な消費の潜在力を中国国内に留めておく方策を考える必要性を示す警告であり、激励と言えそうだ。
(編集翻訳 城山俊樹)