野党が勝利宣言＝ナイジェリア大統領選

　

　

　　【ロンドン時事】ロイター通信によると、２８、２９の両日投票が行われたナイジェリア大統領選挙で、最大野党・全進歩会議（ＡＰＣ）は３１日、同党のブハリ元最高軍事評議会議長が与党・国民民主党（ＰＤＰ）の現職、ジョナサン大統領を破り、勝利したと宣言した。

　　ＡＰＣの広報担当は「民主的手段で現職大統領が権力の座を追われるのは初めて。われわれは歴史を目撃している」と述べた。ロイターは全３６州中３４州での独自集計で、ブハリ氏が１４６０万票、ジョナサン氏が１１３０万票を獲得したと伝えた。

　　ＡＰＣの広報担当は「ジョナサン氏は敗北を認める」と自信を示した。１９９９年の民政移管以降、一貫して政権を維持してきたＰＤＰは、選管の公正性に問題があると指摘しており、結果をめぐり混乱が生じる可能性もある。