韓国が潜水艦戦力増強の方針・・操作できる人材は不足

　韓国・中央日報はこのほど、韓国が潜水艦の戦力を大幅に増強する方針だが、新型潜水艦を操作できる人材が足りない状況だと報じた。中国新聞網が２６日伝えた。
　韓国海軍は２月１日に潜水艦司令部を発足させ、２０２０年までに弾道ミサイル用の垂直発射装置を備えた３０００トン級の潜水艦を配備する計画を進めている。
　ただ海軍によれば昨年は副士官５７人、軍官８人の計６５人が他の職業に就くため潜水艦部隊を去った。同国で潜水艦は戦略兵器に分類され、勉強と経験を積んだクラス以外、一般兵士が任務を任されることはないため、人材が足りない状況とみられる。
　部隊を去った人は推進装置部門、電気部門など、過酷とされる作業の担当者に多かった。ある経験者によれば、潜水艦の航行中は何日も狭くて暗い艦内に閉じ込められ、風呂に入ってから帰宅しても体臭や機械の匂いは消えず、家族に嫌がられるという。
　こうしたことから、乗組員を募集しても人材はなかなか集まらず、昨年は副士官１４６人の募集に対して、応募は９２人にとどまった。
　（編集翻訳　恩田有紀）