2月のスイス外貨準備が過去最高、介入継続か見方分かれる

　

　［チューリヒ　６日　ロイター］ – スイス国立銀行（中央銀行、ＳＮＢ）のデータによると、２月末の外貨準備は５０９２億５０００万スイスフラン（５２３１億７０００万ドル）で、前月の４９８４億６３００万スイスフランから増加し、過去最高を更新した。

　これが為替相場の変動によるものか、市場への介入によるものか、アナリストの見解は分かれている。今回の統計は、中銀が１月半ばにフランの対ユーロ相場の上限を撤廃した後、初めて月間を通した統計となる。

　中銀は撤廃後も介入を継続していた可能性がある。ただスイスフランが２月に小幅下落したためとの見方もある。

　ＢＮＰパリバ（ロンドン）のストラテジストは、市場変動の影響が準備増加の要因とし、「中銀は現在の水準で心地よいと考えている」と述べた。

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