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地元の手工芸品を東京で外国人にPR=札幌市
東京・銀座のソニービルで開催中の「Sapporo Style インバウンドプロモーション」
地元の材料を使った手工芸品をPRする札幌市のイベント「Sapporo Style インバウンドプロモーション」が、東京・銀座のソニービルで開催されている。手工芸品の展示・販売のほか、85インチの大型スクリーンで動画やスライドショーを流し、あまり知られていない場所やモノ・食も紹介。多くの外国人観光客が訪れる東京でのイベントを通じ、より広くアピールするのが狙いで、イベントは31日まで。
手工芸品は「札幌スタイル」として市が認証した、文房具や家具、化粧品など。現在、38社116製品ある。今年1月に、キーケースやコインケースなどの革製品、スープカレーの器、ちょこ・箸置き・珍味皿の一式「地酒たしなみセット」が加わり、「購買者が従来の女性層に加え、男性層にも広がった」(市経済局担当者)という。
ソニービルの1階エントランスホールには2月、日本政府観光局から認定された「外国人観光案内所」がオープン。スタッフが英語や中国語で対応し、韓国語など多言語に対応したパンフレットも置かれている。
「札幌スタイル」の一例。エゾシカ革を使った(左から)ポーチ、ペンケース、キーケース、コインケース。ファスナーを引く部分は、エゾシカの角でできている(札幌市提供)
今回のイベントは、案内所に隣接するスペースで展開。ソニー企業事業開発室の伊藤高プロデューサーは、「製品を実際に触ることもできて好評。今後も、日本らしさや日本の魅力を伝えていきたい」と話し、4月には「桜」をテーマにした企画を行う。【もぎたて便】