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奈良大付 夏への一歩
◇選抜高校野球 6回好機生かせず
春夏通じて初めての甲子園出場を果たした奈良大付。23日の敦賀気比(福井)との初戦は、相手エースを最後まで攻略することができず、得点を刻むことができなかった。しかし、無失策を貫き、投手陣も随所で踏ん張りを見せた。「守りの野球」が2万人の観衆を大きく沸かせた。
反撃の期待が高まったのは2点を追う六回。一死から9番・高橋康太朗選手が左前に運び、チームの甲子園初安打で出塁すると、二盗も決めて好機を広げた。だが後続が三振と外野フライに倒れた。
坂口大誠投手は二、三、七回に1点ずつ奪われたものの、四~六回は粘りの投球で本塁を踏ませなかった。池田陵太主将は「よく抑えてくれた。全国レベルの投手力を感じられたことはいい経験になった」と夏を見据えた。
田中一訓監督は「逆方向へのバッティングを意識させたが、相手投手は想像よりも変化球のキレがよく対応できなかった。夏に反省を生かしたい」と話した。
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HN:
上原健二
性別:
非公開
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