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広島市立大生「ひろしまっぷ」作製
◇特技持ち寄り魅力発信
広島市立大の学生6人が県内の大学生らにおすすめの観光スポットをまとめた地図「大学生ひろしまっぷ」を作り、配布を始めた。呉、尾道両市などへ取材に出向き、特に車を持たない学生でも行きやすい場所を紹介。「同世代に広島の魅力を再発見してもらいたい」と利用を呼びかけている。(松田祐哉)
作製したのは同大国際学部の井上泰浩教授のゼミでマスメディア論を学ぶ徳田智子さん(21)、河野薫さん(21)、行貞美佑さん(21)ら。ゼミ活動の一環として、県の観光PR「泣ける!広島県」に合わせ、学生側からも県内の魅力を発信しようと考えた。
昨年10月から取りかかり、観光に何を求めるかや学生の行動パターンを探ろうと、同大の学生50人にアンケート調査。「よく行くのは広島市内」「行動範囲が狭い」との傾向があることがわかった。行きたい場所は尾道市を挙げた回答が3割余りで最多だった。
そこで、「公共交通機関を使い、大学生が行きやすい場所を探そう」と毎週2回ミーティング。11月~今年1月、広島市からも比較的近い呉市を選び、「千福」の酒造会社「三宅本店」の酒蔵を見学したり、行き先として人気の尾道市に出かけ、千光寺などを取材。A3判八つ折りのマップにまとめた。
学生たちは井上教授から、「大学生目線で共感を得られるように」とアドバイスを受け、親しみやすいように紹介文はスマートフォンの無料通話アプリ「LINE」の吹き出しをイメージ。文字数は簡易投稿サイト「ツイッター」に合わせて140文字以内に収めるなど工夫した。
編集した徳田さんは「デザインが得意な人もいれば、文章が上手な人もいる。メンバーそれぞれの良いところを引き出すように工夫した」と振り返り、「『ひろしまっぷ』を手に、ぜひお出かけを」とPRする。
2000部印刷し、同大や県庁観光課、広島港旅客ターミナル、呉、尾道の観光案内所などに置くほか、同マップを紹介するフェイスブック(http://www.facebook.com/nakeru.daigakusei)からもダウンロードできる。