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高岡駅前の歴史語る

 高岡駅前の歴史語る

 

なつかしのあの日展で

 

  • 「高岡駅前の今昔」をテーマに講演する神保さん(左)(15日、クルン高岡地下街で)
  •   北陸新幹線開業を記念し、JR高岡駅のクルン高岡地下街で開催中の写真展「なつかしのあの日展」(読売新聞北陸支社主催、高岡市後援、北陸コカ・コーラボトリング協賛)で15日、元高岡市立博物館長の神保成伍さん(77)が「高岡駅前の今昔」をテーマにミニ講演を行った。

      神保さんは駅前の近代化について、明治末頃の高岡駅前にあった神木「七本杉」などの写真や絵はがきを紹介し、「当時、天狗が棲(す)むと言われていた『七本杉』が枯れ、昭和2年に伐採された」と、開発の経緯を解説した。大正期に全面改装された高岡駅舎、昭和初期の末広町通りの様子も説明した。

      駅前タクシーの第1号が走った大正期の末広町の様子や昭和40年代の駅前広場にあった噴水塔、地下街開削工事の様子など、めまぐるしく移り変わった街の歴史が紹介され、参加者は「懐かしい」「ここの映画館を覚えている」などと、写真に見入っていた。

      同展は、昭和30年代を中心に、富山、石川両県内の街の様子を空撮した写真や神保さんの協力で集まった写真など計44点を展示している。16日午後4時まで。

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