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ズルズルはNG! 夫に母国への仕送りを止めてもらう方法
【相談者:30代女性】
国際結婚して、外国人の旦那と日本に住んでいます。旦那は日本で働いていて、母国に住む両親や兄弟にずっと仕送りしています。結婚してからも、それはずっと続いていて特に何も言わなかったのですが、先日、妊娠していることが分かりました。 出産や育児で私が働けなくなることを考え、少しでも多く貯金しておきたいと思っています。そこで旦那にも貯金に協力してもらいたいし、「今月から仕送りを止めて」と言ったら、不機嫌になり喧嘩になりました。どうにか旦那を説得できる方法ってないでしょうか?
●A. 仕送りを必要としている人とも話し合いを。
はじめまして。国際恋愛専門家のCocoです。
ご懐妊、おめでとうございます! ご夫婦揃って幸せいっぱいだと思いますが、これからかかる出産費用や成人するまでいくら位かかるのかを考えると、不安な気持ちもあることと思います。
日本へ働きに来ている外国人には、母国にいるご家族に仕送りしている人も少なくありません。中には、ご家族に日本で働くことを反対されながらも、「毎月いくら位は仕送りできるようになるから!」と説得して日本に来ている人もいます。
そして、その仕送りを生活費として、母国で待っているご家族もいらっしゃるのです。これからの出産・育児のことを考えると、「もう仕送りは止めて!」と言いたくなってしまうお気持ちもよく分かりますが、これは夫婦間で決められる問題ではなく、その仕送りを必要としている人とも話し合わなければなりません。
この先ずっと仕送りすることは難しいと伝えた上で、ご家族にも仕事を探してもらうか、何か新しい収入源を見つけてもらって、仕送りがなくなった後も安定した暮らしを送ってもらえるよう皆で話し合うことが大切です。
●仕送り役は弟にバトンタッチ!
国際結婚して、以前はご主人のご家族に仕送りをしていたというご夫婦に、一体どうやって仕送りを止めたのか話を聞いてきました。
『妊娠を機に仕事を辞める女性も多いと思いますが、私もその一人でした。当時は、毎月5万円の仕送りをしていたのですが、私が仕事を辞めて、生まれてくる子どものために貯金しようと思ったらどうしてもその5万円は出てきませんでした。
そこで私は、主人の弟に日本に出稼ぎに来ないかと提案したのです。ちょうど主人が働いていた会社が新しく募集を始めたところだったのでタイミングも良く、日本に来たら、わざわざ家を借りなくても私たちの家に一緒に住めばいいし、生活費さえ入れてくれれば、ずっといてもいいよ! と。
すると、兄と職場も一緒、住む家も一緒ということに安心感もあったようで、すぐに日本に来てくれ、今度は弟が家族への仕送りを始めてくれました』(国際結婚歴6年の40代女性Mさん)
この方法も、「新しい収入源を見つけてもらう」方法の一つですね!
ご兄弟がいらっしゃるのであれば、「日本に働きにこないか?」と提案してみると良いかもしれません。提案された方も、誰も知り合いのいない日本へいきなり働きにくるのとは違い、兄弟がいるのですから、心強さも倍増です。
●仕送り停止はいつか、しっかり期限を決めて
弟に出稼ぎを提案して上手くいったMさんが、「○月までで仕送りは止める」ときっぱり決めておいた方が良いとおっしゃっていました。
「もう仕送りできない」と言いつつ、ずるずると仕送りしていると、もらう方もずるずるしてしまいがち。『○月までと決めることで、仕送りをもらっていた方もすぐに次の収入源を確保するために具体的に動きだしやすい』とのことです。
確かに、「子どもも生まれるし、仕送りできなくなるよ~」と伝えるだけでは、一体いつからもらえなくなるのかも分かりませんし、でも当分はもらえるのかも? と思うと、なかなか動き出さない可能性もありますね。
仕送りをもらっていた方も困らないよう配慮しつつ、ずるずる、だらだらと問題が先延ばしされないよう注意するのも大切です。
ご主人とも、そしてご主人のご家族とも、揉めずにお互いが一番良い形をとれると良いですね!
●ライター/Coco(国際恋愛専門家)