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バツイチ男性との恋愛を成功させるためには?
バツイチは言葉のごとく、結婚に一度失敗している状態……。もちろん結婚までには恋愛という過程があり、結婚に辿り着いたわけですが、その結婚生活がうまくいかず、その結果、離婚を選択した状態といえます。
それゆえ、バツイチの方は、異性との関係に対し、とても疲労感を感じている方が多いものです。例えば、離婚直後は「しばらく恋愛はコリゴリです」とか「もう結婚はしなくても……」と、恋愛に対し臆病になってしまっていたり、傷が深いとトラウマにまでなってしまう場合があります。特に男性は、過去の恋愛に対して、繊細で引きずりやすい傾向にあります。
恋愛したいという願望は持ちながらも、過去に結婚生活がうまくいかなかった原因を、次の恋愛にも同一化し、先に心配ばかりを抱えて、今一歩踏み切れずにいる人も多くいます。なかには、女性に対して不信感を抱いていらっしゃる人もいるでしょう。
■相手の傷を受け止める
バツイチの人は、過去の恋愛にトラウマや傷を持っている人がとても多いもの。それを経験として、恋愛に対して前向きになっている人もいるのですが、前向きな人の場合でも、新しい恋人には自身のトラウマや傷を一緒に克服し、2度と同じ事を繰り返さないようにしてくれる人を求めます。
もしあなたが相手の過去の恋愛や結婚に対する傷やトラウマを知った場合は、まずはその事を否定せず、静かに受け止める事が、相手との距離を近づけるための第一歩になります。もし相手が真剣に過去の話を打ち明けてくれたとしたら、なぐさめの言葉をかけるより、同じく真剣な態度で聴いて、うなずいたり相づちを打ったりして、「共感してるよ」と相手の心に寄り添う態度を伝えることが大切です。
人が自分のトラウマや心の傷となっていることを、誰かに伝えるのはとても勇気がいることであり、心から相手を信頼していなければ、なかなか話すことはできないと思います。あなたが、広い心で相手を受け入れる気持ちを持っているということを、まずはわかってもらいましょう。
■さりげない気遣いとコミュニケーションを重要視する
バツイチの相手を好きになり、その恋愛を成功させたい場合、まずは相手の心を自分に開いてもらう状態を作らなくてはなりません。そのためにも、自分に対して、異性としての警戒心を持たせないように、少しずつコミュニケーションを図っていく事が大切です。
例えば、同じ職場の人でしたら、普段は仕事でコミュニケーションを取っている分、人としての信頼関係は築きやすい状態かもしれません。ですが、異性としての関係性とは別物になりますから、仕事の延長で飲みに誘ってみたり、ランチに誘ってメインは仕事の話をしつつ、会話を徐々にお互いのプライベートな話に移していくようなコミュニケーションを取ってみましょう。
最初は自分の趣味や休みの日は何をしているのか?などが話題に上がると思いますが、何度か交流を持ち、少しずつあなたの人間性を信頼し始めると、相手は自身が過去の恋愛で負った傷や、恋がうまくいかなかった原因などを話してくれるようにもなるでしょう。
■自分は自分。自分も恋愛観をしっかり伝える事
相手の話を聴いた後は、共感しながらも、自分の恋愛観をしっかり伝えることが、より密接な関係になるために必要なことの一つです。ここで大切なのは、お互いの恋愛観を否定しないこと。
人にはそれぞれの恋愛とその経験があり、恋愛観は十人十色です。相手の恋愛に対する否定的な考え方や思いを聞いてしまうことがあるかもしれませんが、無意識のうちに、その否定的な考え方を変えてくれる異性を求めているということも心理的傾向から言えます。
相手の否定的な考え方も受け入れつつ、しっかりと自分の考えを伝えることが、お互いの信頼関係を築くための第一歩になるのです。
相手の価値観・要求は、自分自身が受容できるところは受容すべきですが、自分自身にも価値観・欲求はあると思います。それをしっかり伝え、お互いの価値観を擦り合わせて、二人の関係をより密接なものにしていくことで、お互いが自分らしくいられる存在として、相手に認められるようになっていくでしょう。
■会う頻度を増やして二人の未来を想像していく
お互いの価値観が分かり、居心地の良い関係だと認識していくと、二人きりで会いたいという願望が生まれてきます。
その時はできるだけ二人きりで会うようにしていきましょう。連絡の頻度が多くなったり、接する機会が増えていけば、もちろん相手が心を開いてくれていると認識して良いでしょう。楽しい時間や笑顔が増える時間をたくさん共有し作っていくことで、同時にお互いの気持ちの距離も近づいていきます。
二人の時間が増え、それが楽しければ楽しいと感じるほど、相手は自分との未来を想像していきます。これまでの過去のしがらみから抜け出すことができる可能性を見出し、「恋愛をしたい、あなたと恋愛したい」と思ってくれるでしょう。その時はストレートに、そして相手を大切に思う自分の気持ちを伝えることで、恋愛へのスタートが見えてくるでしょう。
結婚・離婚を経験している人は、次は失敗したくないからこそ、恋愛へ高い理想を持っていたり、あるいは失敗したトラウマからなかなか抜け出せない深い傷を負っている人が多いものです。また失敗したくないと、次の恋愛に慎重になっている事もあります。
過去の辛い経験を誰かに伝えるということは、人によって異なりますが、重大な秘密を打ち明けるのと同じくらいに大変なことです。その気持ちをしっかりと受け止め、相手がトラウマから抜け出すための“救世主”的存在と思ってもらうことが、バツイチの方に好意を抱いた方の最初の使命になるかもしれません。そして、相手を大切に思う気持ちを素直に打ち明けて行動することが、あなたに好意を持ってくれるきっかけとなります。
文・水沢 真(All About 水沢 真の恋愛コラム)