心の琴線に触れた時が変われるチャンス！心の筋力を鍛えて目指せ「大人女子」

　

■最終回：子供おばさんになっていない？

　1年7か月続いた連載も、今回で最終回です。今まで読んでくださった皆さま、ありがとうございました。

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今回は、最終回ならではのお話です。

　子供おばさんは、自分を「大人女子だわ」と思って、自己を顧みません。
逆に、大人女子は、自分を「子供おばさんだわ」と思って、常に反省し、成長します。

　あなたは大人女子ですか？それとも子供おばさんですか？

■実は自分は気づいている！

　このコラムに限らず、映画でもドラマでも、自分の心に引っ掛かる場合は、何かしら自分と関係があるときです。でも、子供おばさんは、自分に当てはまる耳の痛いことと接すると、見て見ぬふりをしたり、むしろそれに対して反発したりします。

　ただ、このとき気付いた方がいいのは、誰も「これはあなたのことよ！」なんて言っていません。
その作品や情報に関わって、心を引っ掛からせているのは、“自分自身”なのです。

　もし本当に自分と関係ないことであれば、人は気に留めません。スルーします。
でも、それができないということは、自分の心が気づいているのです。自分自身がそれに当てはまっていることを。

　大人女子はそんなとき、その事実を受け止め、「自分が変わること」を目指します。その方が結果的に幸せになることを知っているからです。

　では、どうして子供おばさんは受け止められないのでしょうか？
それは、自分の心の弱さに負けてしまっているからではありませんか？

■自分が自分を不幸にしている！？

　人生はいつだって自分との戦いです。
人からの図星をつかれたアドバイスや耳の痛い気に入らない情報を、無視したり、反発したりするのは自由ですが、自分の心に嘘をつき通すことはできません。

　そんなことを繰り返すと、だんだん自分のことを好きではなくなってしまいます。
自分の嫌なところを直そうとする勇気もないまま、ずっと嫌いな自分とつきあっていかなくてはいけない方が、むしろ地獄ですよ？

　人はツイていないと、人や環境、運のせいにしがちです。
でも、自分次第で変えられることもたくさんあるのです。幸せになる道と不幸になる道で、後者を選んでいるのは、自分自身であることに気づきましょう。
逆を言えば、自分が幸せになることも選べるのです。どうせなら、人生という限られた時間の間、幸せになる道を進みたくありませんか？

　人は、変われます！
もし変われない生き物なら、「でも」「だって」と言い訳をして楽な道を選ぶ方がいいでしょうが、人は変わることができるのです。自分さえ「変わろう！」という強い意志があれば、必ず成長することができます。

　そのためにも、自分の弱さに勝ちましょう。ただし、無理する必要はありません。少しずつ、変わっていけばいいのです。
それは、ある意味、筋トレと同じです。初めから重い鉄アレイを持ち上げるのは無理です。でも、心の筋力を鍛えることで、だんだん重い鉄アレイも持ち上げられるようになるのです。

■誰もが子供おばさんであり、大人女子

　実は、誰もが大人女子であり、子供おばさんです。
書いている私も、もちろんそうです。

　でも、それでいいのです。少しずつ自分の中の子供おばさんの割合を減らしていき、大人女子を増やしていけばいいのです。
成長する度に、人は自分のことを好きになってきます。大切に思えるようにもなっていきます。

　少しずつ、心を鍛えて、大人女子に近づきましょうね！

Text／コラムニスト・ひかり