本当に結婚していい相手か見極めるコツ

　

恋人との結婚を考え始めると、「本当に結婚していいのかな？」、「この人に一生付き添っていけるのかな？」と心配になる人が多いのではないだろうか。既婚者はどのようにして結婚を決意したのか、「おしトピ by 教えて！goo」で「あなたが結婚を決意した理由は？」と質問したところ、さまざまな回答が寄せられた。

■守ってあげたい！

「一言、守ってあげたいと思った」（apo1355さん）や、「今の妻を生涯守ってあげたいと思ったから！」（ryo-jさん）と、相手を思う気持ちから結婚を決意したといった回答が多く寄せられていた。

ほかにも、「こいつしかいない！と思った」（51野郎さん）や、「この人には私が必要だ、と思いました」（kenyaku.masterさん）といった回答も寄せられた。

■結婚で一番重要なのは「優しさ」

結婚を決意した理由はそれぞれであったが、本当に結婚していい相手か見極める方法はあるのだろうか。心理学者の内藤誼人先生にその方法を尋ねてみた。

「『優しさ』と『気遣い』ができる相手であれば、結婚してもまず間違いはないでしょう。ハワイ大学のエレイン・ハットフィールドは、結婚しても満足度が高い夫婦を調査し、どのような要因が満足度を高めているのかを分析しました。その結果、『優しさ』が夫婦の満足度を高める一番の要因だったのです」（内藤先生）

結婚相手に求める性格でよく挙げられる「優しさ」は、やはり重要であると内藤先生。ちなみに、二番目は「ユーモアセンス」、三番目は「オープンな関係」が重要な要因とのこと。「優しさ」が一番重要とのことだが、相手が猫を被っている可能性も否めない。相手が本当に優しいかを見極めることはできるのだろうか。

「例えば、コンビニでの店員さんとのやりとりや、飲食店での注文の仕方など、明らかに自分の方の立場が上という状況で、立場が下の人にどのような対応をするかで『優しさ』を量ることができます。飲食店でお水が欲しいときに、『お水をください』と丁寧に注文する人であれば優しさを感じられますが、『水！』と横柄な態度で注文するようですと、優しさは感じられませんね」（内藤先生）

優しい人は誰にでも優しく、店員さんであっても優しく接するというのが内藤先生の見解だ。また、動物や植物に対しても優しい人は、人間に対しても優しいとのこと。今付き合っている相手と結婚を考えているあなた！　恋人の自分以外への対応で本当に「優しい人」であるかを見極めてみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール：内藤　誼人（ないとう　よしひと）
心理学者、立正大学客員教授、有限会社アンギルド代表取締役。慶應義塾大学社会学研究科博士課程修了。「『人たらし』のブラック心理術」「人は『暗示』で9割動く！」他、著書多数。

教えて！goo スタッフ（Oshiete Staff）