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結婚願望を語ったくせに! 男性に「騙された」と怒る前に考えたいこと
発言小町に、「結婚したいと言うのは大嘘でした」という投稿が寄せられました。
トピ主さんは「31歳になり、結婚を考えている」という女性。友人に誘われたパーティーで32歳の男性を紹介され、連絡先を交換しました。最初に二人で会ったとき、彼は「いい人がいたら結婚したい」と話していたとか。その後、映画やドライブに行き、トピ主さんは彼の紳士的な対応と気遣いに安心感を抱くようになりました。彼も「かわいい」「いいお嫁さんになりそう」などと言ったり、手をつないだりしてきたそうです。
しかし4回目のデートで、トピ主さんが「結婚に進むので、親に会って欲しい」「結婚するまでは深い関係にはならない」などと伝えたところ、彼は「考えさせてください」と一言。数日後、メールで「勘違いさせてしまい、ごめんなさい」と断ってきたそうです。トピ主さんは「『結婚したい』なんて大嘘で、いいように弄ばれた」と憤慨しています。
■「いい人がいたら」ってどういうこと?
投稿には、「彼は、いい人が居たら結婚したいと話してくれた」と書かれています。「話して“くれた”」という言い回しから考えると、もしかしたらトピ主さんは、この言葉を自分への好意の表れだと受け取ったのかもしれませんね。彼のことを、「恋愛というよりも、すぐに結婚したいと思っている男性」だと捉えたのかもしれません。
いずれにせよ、この言葉の理解が違っていたことが、今回のトラブルの原因だと思われます。「いい人がいたら、結婚したい」というのは、独身男女から比較的よく聞かれる言葉。「即結婚したい」という意味で使われる場合もあるでしょうが、一般的には、「今のところ決まった相手はいない」「一生独身という主義ではなく、いつかは結婚したい」といったことを表明している程度の、ライトな意味合いの場合も多いのではないでしょうか。
■「お互いに知り合ってみましょう」という気軽なデートもある
投稿文は、「私は被害者だ」という思いであふれています。「いいように弄ばれました」という表記はもちろん、「お誘いも日時も場所決めも、彼です」「女の私にここまで言わせ、しらじらしく断るなんて、ものすごく意地悪です」などなど。
二人がお見合いなど正式に結婚前提で知り合った仲であれば、「話が違う!」という抗議も成り立つのかもしれません。でも今回は、普通の紹介で知り合った関係。お互いの認識に思い違いがあっただけで、彼も「弄ぶ」気まではなかったようにも感じました。
トピ主さんのほうは、お互いに「すぐにでも結婚したい気持ち」があって、好意さえあれば、結婚話に進んでいけると思っていた様子。しかし彼のほうは、まだそこまでのことは考えていなかったのでしょう。言動を見る限り、多少なりともトピ主さんに好意があったことは確かだと思いますが、「ここから気持ちが高まっていけば、結婚も視野に入れながら、交際をスタートさせてみたい」くらいの考えだったのかもしれません。
紹介で軽く知り合って、まだお互いのことをよく知らない間柄ならば、「まずはどんな人か知り合っていきましょう」くらいの気軽なデートもあるもの。初対面で熱烈に一目ぼれしたというなら話は別ですが、そういった感覚と考えれば、彼の行動にもおおよそ納得がいきます。
しかしトピ主さんは、「4回もデートに誘ったんだから、結婚話に進んで当然」「おごってくれるということは、もう付き合っているようなもの」などと主張しています。「即、結婚を考えている男性としかデートをしたくない」というならば、お見合いなど、双方が「結婚前提」でお相手を探すような方法を選んでみては。でも、「自然な出会いから恋愛を経て結婚を」と考えているならば、もう少し肩の力を抜いてのぞまないと、お互いに心地よく、結婚したいと思いあえるようないい関係は、なかなか築けないように思います。
■恋愛は自己責任。被害者になりすぎないように
「勘違いさせてしまい、ごめんなさい」というお断りメールについても、トピ主さんは「まるで好意もなかったかのような言い方」だと責めていますが、客観的に見ると、彼は「お互いの恋愛や結婚への考え方や、タイミングが違ったのですね」と伝えたかったように感じます。
トピ主さんは、今回の結末がつらくて受け入れられないために、彼を責めてしまうのかもしれません。「心がズタズタに引き裂かれました」という一文もあります。それでも、恋愛は自己責任です。「その気にさせておいて」「裏切られた」などと感じるのは、こちらが相手にかけていた期待が大きかったから。「私は彼と結婚したかった」……その思いが自分を怒らせていることに気付いてほしいなと思います。
ひとしきり感情を発散したら、その後はできるだけ冷静になってみてください。今回のことでトピ主さんの魅力が減ったわけではないですし、トピ主さん側にだって決断の権利があります。
少し時間が経った後の投稿で、トピ主さんは多少落ち着いたようですが、まだ納得はできていない様子。しかしながら、「彼におわびと仲直りのメール送ってみます」とも書いています。納得できないならば、彼にお断りのメールを送った理由をきちんと確認し、その上でトピ主さんが決断してもいいわけです。極端に言えば、「あらそう、じゃ私は次へ行くわ。さようなら」と毅然と去ることもできるのです。
きっとトピ主さんはまだ諦めきれず、「彼と結婚したい」という思いがあるのでしょうね。ただ彼のほうは、「親に会ってほしい」などのトピ主さんの主張を聞いて、即座にお断りをしたことを考えると、今回の関係にそこまで執着がない印象も受けます。彼に今後もお付き合いするという意思がないと分かったときは、憎しみや執着を手放し、ぜひ「次に進もう」と意識を切り替えてほしいなと思います。
■誰かにとっての「いい人」になれば、結婚のチャンスは増える?
最後に、冒頭の「いい人がいたら、結婚したい」という言葉について、今一度考えてみたいと思います。よく言われるこの言葉を素直に解釈するならば、自分が誰かにとっての「いい人」になれば、結婚相手として望まれる機会は増えるということになります。この場合の「いい人」とは、「一緒にいて楽しいな、幸せだと感じられるような人物」という意味で、相手に媚びて好かれる人物ということではないです。
例えば、できるだけ朗らかで穏やかに他人と関わろうという姿勢がある人は、相手に居心地のよさを与えるでしょう。笑顔で明るく励ましをあげられる人は、相手を元気にさせるでしょう。自分の都合と相手の都合をきちんと切り分けて考えられる人と付き合えば、相手は「自分を尊重してくれている」と感じられると思います。
トピ主さんは、「今回の件を、彼の友人にも抗議したい気持ち」「彼のことを親に話したから、会ってもらいたかっただけ」などとも書いていますが、他人はいつもいつも、自分が思ったように動いてくれるわけではありません。この点は、謙虚に理解してみてはどうでしょうか。
「私は素敵な女性だ」と自信を持つことは大切ですが、だからといって、自分の思うように動いてくれない他人を責めるのは、その魅力を大いに損なう態度だと思います。つらい経験だったとは思いますが、今回の彼との件から学べることは、必ずあるはず。ぜひ次にいかしていってほしいなと思います。
(外山ゆひら)