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京阪電鉄、名車「1900系」の最終運転日は懐かしのヘッドマーク付き
京阪電気鉄道(以下、京阪電鉄)は12月20日、1900系電車の最後の営業運転を実施する。淀屋橋発三条ゆき臨時特急として運行し、かつて花形特急列車として活躍した当時の「比良」や「びわこ連絡」のヘッドマークを掲出する。
12月で引退する1900系(通勤色)
こちらは復活した特急色
1900系は京阪電鉄が淀屋橋駅へ延伸開業した1963年に登場した特急用電車。台車に空気バネを採用し、全席をクロスシートとして京阪間の花形車両として活躍したという。特急列車役を退いてからは通勤用車両に改造され、10月の中之島線開業前日まで2編成が定期運用に就いていたとのこと。
「比良」号のヘッドマーク
「びわこ」号のヘッドマーク
臨時特急列車は上りのみの運行となる。通勤色編成が「リバイバル比良号」として淀屋橋駅11:18発。北浜、天満橋、京橋、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、七条、祇園四条に停車して、終点の三条には12:11着。特急色編成が「リバイバルびわこ号」として淀屋橋駅11:48発。停車駅は「リバイバル比良号」と同様で、終点の三条には12:41着。
ちなみに「比良号」は、かつて淀屋橋 – 三条間で定期運行していた特急列車。京津線を経て、浜大津駅で江若鉄道(現: 江若交通)に連絡し、比良山への観光に便利な列車として親しまれたという。「びわこ号」もかつて淀屋橋 – 三条間で定期運行していた特急で、三条駅で京津線の浜大津ゆきに連絡し、大津港からびわ湖遊覧船への乗り継ぎが可能だったという。
さらに同社では同日、『スルッとKANSAI K カード「さようなら、ありがとう。」1900系』を発売する。3,000セット限定で、価格は5,000円。大人用1,000円券の5枚セットに専用台紙、封筒が付く。販売する駅は中之島、渡辺橋、淀屋橋、天満橋、京橋、守口市、寝屋川市、香里園、枚方市、樟葉、中書島、丹波橋、祇園四条、三条、出町柳、京阪山科、四宮、浜大津。図柄は1900系の過去と現在の姿となっている。
『スルッとKANSAI K カード「さようなら、ありがとう。」1900系』