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外国人から見た日本 (56) 母国のごちそうと言えば?
「母国のごちそうと言えば?」
お祝い事や客人のもてなしの際に、食卓にごちそうを並べるのはどの国でも同じではないでしょうか。そこで母国のごちそうと言えば何か、外国人20人に聞いてみました。
・オーブンで作った一羽丸ごとのローストチキンです。表面の皮がサクサクしておいしいです (フランス/男性/20代後半)
欧米のごちそうといえばローストチキンやローストターキー。まるごと一羽がどーんと食卓にのっていると、それだけでワクワクしてきますよね。
・ガチョウの丸焼きです。パンとジャガイモの団子、赤キャベツの甘いお漬物と一緒に食べます。ジャガイモをガチョウの肉汁に浸しながら食べるとおいしいです (ドイツ/男性/30代後半)
日本人にとってガチョウ肉はあまりなじみがないですね。ちなみに、ガチョウの肝臓を肥大させたものがフォアグラです。
・パンにつけて食べるとおいしいケバブです (シリア/男性/30代前半)
日本でもケバブの屋台が増え、食べたことのある方も多いのではないでしょうか。塊肉を削ぎ切りしている様子を見ただけで、期待感が高まりますね。
・牛肉の挽き肉とたっぷりのミントが入ったサラダ風のメニューで、ラープという料理です。ライムのいい香りが特徴的で、日本にはない味。ぜひ日本人に食べてもらいたいです (ラオス/女性/20代後半)
初めて聞く料理という読者も多いのではないでしょうか。肉が入っているものの、たっぷりハーブとライムでさっぱりといただけそうですね。
・ヤッサです。チキンとたくさんの玉ねぎを煮込んだ料理で、マスタードを入れると非常においしいです。世界中の人が好きになる料理だと思います (マリ/男性/30代前半)
こちらもあまり聞きなれない料理ですが、マリでは定番のメニュー。マスタードを加えると味に変化が出ておいしそうですね。
・馬、うさぎ、ダチョウ、鴨、鹿など、様々な肉料理です。スイスでは本当によく肉を食べています (スイス/女性/40代前半)
さすがヨーロッパ。ジビエ料理が目白押しですね。日本でも食通の人は、冬になると足しげくフランス料理店に通っていますね。
・カルビチム(煮込み)、カルビグイ(焼肉)です。お母さんの手作り料理というような家庭料理です (韓国/女性/30代後半)
韓国では本当によくカルビが食べられているのですね。カルビチムは宮廷料理として出されていたといいます。ごちそうとして出てくるだけありますね。
ごちそうと一口に言っても、国や家庭によって振る舞う料理はさまざま。回答が多種多様でどれを取り上げようか迷ってしまいました。特別な日に振る舞われる料理だからでしょうか、豪華な肉料理が数多く並びました。