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憧れの特急ふたたび–京阪電鉄と寝屋川市が往年の名車「びわこ号」を復活へ
寝屋川市(大阪)と京阪電鉄は25日、かつて大阪と琵琶湖畔を結んだ特急電車「びわこ号」に使われた60形の復活プロジェクトを発表した。60形電車は1934(昭和9)年に製造された特急用電車で、日本で初めて車両間に台車を配置する「連接車体」を採用した。当時流行の流線型デザインと、天満橋 – 浜大津間を72分で走る俊足で利用客に人気だったとのこと。現在は寝屋川車庫に保存されているという。
京阪電鉄寝屋川車両工場で保存される「びわこ号(60形)」
同プロジェクトは寝屋川市が2011年の市制施行60年にちなんだ「ワガヤネヤガワ・プロジェクト」の一環。一方、京阪電鉄は2010年に開業100年を迎え、「環境の保全」「地域との共生」「社会への貢献」を推進しているため、寝屋川市のプロジェクトに賛同したという。「びわこ号」を市民の力で復活させ、地域資源として「ねやがわブランド」のシンボルにしたいとのこと。
当面の予定として、まずは車庫内の自力走行をめざした整備に着手する。最終的にはイベント列車として京阪本線を走行させるという。復活後はお客様感謝イベント、撮影会、関連グッズ販売などを開催する考えで、2011年3月までに詳細な枠組みと役割分担を明らかにする予定。
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