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JR東日本千葉支社、連接台車式通勤電車「E331系」の営業運転を再開
東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社は23日、新型電車「E331系」の営業運転を再開した。車両と車両の間に台車を置く「連接台車」を採用したもので、2006年に14両1編成が製造され、試運転の後、2008年3月18日のダイヤ改正でデビューした。しかし、部品の一部について改良を行うため、同年3月26日から運転を休止していたという。営業運転区間は京葉線の東京 – 蘇我間。
E331系電車
E331系が採用した連接台車とは、車両と車両の間にひとつの台車を配置する方式とのこと。従来の方式では、ひとつの車両の両端に台車を配置し、車両同士を連結器でつなぐ。同じ両数の車両編成で比較すると、連接台車方式のほうが台車の総数を減らせるため、線路への負担を軽減できるという。また、曲線区間において、車体の端が線路からはみ出さないため、そのぶん車体の幅を広くして車両の定員を増やせるという。同方式は小田急電鉄のロマンスカーがよく知られているが、JRとしては初めて営業車両に採用した。
連接台車のしくみ
連接台車の車両はカーブ通過の都合上、台車と台車の間を短くする必要があるため、車体を短くする必要がある。E331系は先頭車、7号車、8号車が16.5m、その他中間車は13.4mとなっている。そのため、同車両は14両編成とし、従来の車体長20mの10両編成と長さを合わせたとのこと。
このほか、E331系はモーターと台車間に歯車を使用しない「直接駆動電動機」を採用しているため、騒音が低減されているという。
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