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JR東海、117系電車を改造した「そよ風トレイン117」を夏の飯田線で運行
JR東海は8月と9月の週末、飯田線に快速「そよ風トレイン117」と急行「飯田線秘境駅号」を運行する。
快速「そよ風トレイン117」のイメージ
快速「そよ風トレイン117」は通勤快速用として設計された117系電車4両編成をリゾートトレインとして改造した車両。向かい合わせの座席をゆったりと配置し、大型のテーブルを備えて飲食を楽しめるよう配慮したという。2号車は展望室の「ウィンディスペース」を設置した。乗客が自由に利用できる場所で、乗降扉部分を展望柵として風を取り込む構造とし、窓向きに木製のベンチを配置したとのこと。
快速「そよ風トレイン117」の運行は8月1日~9月26日までの土日祝日。全車指定席の快速列車で、豊橋駅 – 中部天竜駅を1日1往復する。下り列車は豊橋駅08:58発、中部天竜駅10:50着。上り列車は中部天竜駅13:33発、豊橋駅15:01着。途中停車駅は豊川・新城・三河東郷・本長篠・三河大野・湯谷温泉・三河槙原・東栄・浦河。乗車するには利用区間に有効の普通乗車券と指定席券(510円)が必要。「青空フリーパス」と「青春18きっぷ」の利用者も指定券を購入すれば乗車できる。
「飯田線秘境駅号」として運行する373系電車
急行「飯田線秘境駅号」は、今年のゴールデンウィークから実施している団体列車「飯田線秘境ツアー」の一部座席を一般客に解放し、臨時急行列車として運行するという。車両は373系特急用電車を使用する(都合により別の車両の場合もある)。運転日は8月28・29日、9月18・19・20・23・25・26日。運行区間は豊橋駅- 天竜峡駅で1日1往復する。
下り列車は豊橋駅09:51発、天竜峡駅15:03着で、「秘境駅」と呼ばれる6つの駅を含む16駅に停車。秘境駅と特徴のある駅では5~30分停車する。上り列車は天竜峡駅16:32発、豊橋駅19:30着で、途中10駅に停車する。観光客の帰路を重視した速達列車のため秘境駅には停車しない。
急行「飯田線秘境駅号」に乗車するには、利用区間に有効の普通乗車券と急行券・指定席券が必要。利用者には下り列車の東栄駅 – 中部天竜駅間と、上り列車の伊奈小沢駅 – 水窪駅間で乗車記念証明書が配布される。急行列車として運行するため、「青春18きっぷ」など普通列車利用限定のきっぷでは乗車できない。
快速「そよ風トレイン117」の運行日は、沿線の温泉施設などで乗車券を提示すると日帰り入浴などの割引が受けられるとのこと。「そよ風トレイン117」に乗車しなくても、往復きっぷの復路乗車券やフリーきっぷなどを提示すれば特典が受けられる。また、「そよ風トレイン117」の運行日に合わせて3つのウォーキングコースを開催するという。3コースすべて参加してスタンプを集めると、先着300名に「そよ風トレイン117」のポストカードを進呈するという。