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ノンエイジの日本ウイスキーが世界に挑む!〈dot.〉
「ウイスキーって食後酒だとばかり思っていたけど、いろんな料理に合うんですね」。フォアグラのソテーと大根のコンソメ煮に舌鼓を打ちながら、「響 JAPANESE HARMONY」のハイボールを飲んだ料理専門誌の編集者は、こう唸った。
伊勢海老の鬼殻焼きのお供は、ホットで。花のような甘い香りが鼻をくすぐる。ハチミツのようなやさしい余韻が、すっと喉を通ってゆく。割って、温めて、ロックで。料理に合わせて表情を変えるウイスキーの奥深さに、あちこちから歓声が起こった。
サントリーが3月10日に発売した新しい「響 JAPANESE HARMONY」のお披露目として、マスコミ関係者100人が集まったプレミアムディナーでのひとこまだ。
春はメーカーの新作発表会が多い。
だが、単なる会見に終わることなく、東京・虎ノ門ヒルズ、アンダーズ東京の料理と合わせて新作の世界観を伝えようとした試みに、サントリーの本気度が見て取れる。
ディナーに出席したサントリースピリッツの小泉敦社長は、「ドラマ“マッサン”効果、そして我々の“山崎シェリーカスク2013”が世界一の称賛をいただいたことなど、ジャパニーズウイスキーのモメンタムは、世界中に広がっている。日本のウイスキー創業メーカーとして、この響 JAPANESE HARMONYで、“日本の文化”を伝えていきたい」と世界に打って出ることを宣言。 第4代チーフブレンダーの福與伸二氏も、「響らしい華やかさ・洗練された香りを踏襲しつつも、多彩な原酒、特にグレーンウイスキー(トウモロコシなどの穀類と麦芽を原料に発酵させた軽やかな原酒)の個性を生かした、クリーンでなめらかな口あたり。料理の味を邪魔しない、繊細な味わいになっている」と、新作の出来に自信を見せた。
そもそも「響」は、1989年、サントリー創業90周年を記念し、「人と自然と響きあう」という企業理念から生まれたブレンデッドウイスキー。創業者で初代チーフブレンダ―の鳥井信治郎が追及した「日本人の繊細な味覚に合うジャパニーズウイスキーづくり」を継承、革新するという意図で誕生した。
響ブランドとしては「12年」「17年」「21年」「30年」があるが、このJAPANESE HARMONYは、熟成年数を表示しないノンエイジだ。山崎や白州の蒸留所の「水」と「風土」が育んだ原酒の品格とブレンダーの“匠の技”で勝負した、といっていいだろう。…